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20090607_210351 黄道面からの火球

 
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投稿者 メッセージ
さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4391
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sun Jun 07, 2009 10:07 pm    記事の件名: 20090607_210351 黄道面からの火球 引用付きで返信

表記時刻に、久しぶりに明るい火球が出ました。
典型的ないて-さそり群の火球です。
-5.5等判定でした。
本日は夕方は晴れていましたが、この時刻すでにベタ曇りです。 Sad



M20090607_210351_osaka01_01P.JPG
 説明:
静止画
 ファイルサイズ:  17.05 KB
 閲覧数:  6834 回

M20090607_210351_osaka01_01P.JPG


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三本松HS天文部



登録日: 2009.05.29
記事: 138
所在地: 香川県東かがわ市三本松

記事日時: Mon Jun 08, 2009 5:47 pm    記事の件名: Re: 20090607_210351 黄道面からの火球 引用付きで返信

kagawa1からも観測できました。

天文部 冨山



M20090607_210354_kagawa1_01P.jpg
 説明:
香川から北東方向です。
 ファイルサイズ:  35.8 KB
 閲覧数:  6775 回

M20090607_210354_kagawa1_01P.jpg


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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Jun 08, 2009 7:04 pm    記事の件名: Re: 20090607_210351 黄道面からの火球 引用付きで返信

三本松HS天文部 wrote:
kagawa1からも観測できました。

素晴らしい、観測点が増えるということは偉大ですね。Tokyo1はこの時間曇り、というか最近殆ど晴れません Crying or Very sad
CSVも上げて頂いているようで、あとは、さぎたりうすさんのアップ待ちですね Wink
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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4391
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Tue Jun 09, 2009 12:24 am    記事の件名: 計算結果 引用付きで返信

いて-さそり群と書きましたが、
もっと西よりからの出現でした。
速度もアンチヘリオンよりもかなり遅くVg=12km/s程度でした。
三本松HSさんの観測は経路の後半で、
大気減速がかなり大きく、どちらの速度を取るかで、軌道長半径はかなり違ってきますが、発光点側から写っているこちらの速度を正としました。
unified radiantの機能は画期的ですが、このような大気減速が大きなケースは、どちらかより正に近い方を選択できるようになればより良いかと思います。



B20090607_210351TMAP.PNG
 説明:
経路図
 ファイルサイズ:  21.46 KB
 閲覧数:  6725 回

B20090607_210351TMAP.PNG



B20090607_210351GMAP.PNG
 説明:
地上経路図
 ファイルサイズ:  62.84 KB
 閲覧数:  6725 回

B20090607_210351GMAP.PNG



B20090607_210351OMAP.PNG
 説明:
軌道図
 ファイルサイズ:  21.85 KB
 閲覧数:  6725 回

B20090607_210351OMAP.PNG


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Jun 11, 2009 2:41 pm    記事の件名: Re:20090607_210351 黄道面からの火球(データ提供のお願い) 引用付きで返信

この火球いついて、UFOOrbitV2で初速と末端速度が出て報告がありますね。
しかし、私も減速を調べてみたく思います。
それで、撮影されました さぎたりうすさん、三本松HS天文部の皆さん、
AnalyzerV2で流星の各フレームごとの流星位置を作成したファイルを
提供していただけませんか。

UFOAnalyzerV2で次の操作をする。
Uty 画面 → analyzlogをチェック
して、ソフトを動かす。
これで、流星の動画のあるホルダーに次ぎのようなファイルが
作成される。

例、 M20090324_231129_OsakaHa_.txt

このファイルの中身は、各フレームごとの流星の位置(α、δ)
と光度(mag.)が表されている。

提供をしていただける方は、次のアドレスへ送ってください。
アドレスは **** と **** の間です。迷惑メール対策でこのような
表示にしています。

送付先: 上田昌良********* @ *********************

結果がでましたら、ここへ報告をします。また、別のところで発表することも
ありますので事前にご了承ください。結果の引用はご自由にできますので。

編集:各フレームごとの流星の位置(α、δ)と光度(mag.)のファイル
    の提供ありがとうございました。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Mon Jun 15, 2009 6:05 am    記事の件名: Re:20090607_210351 黄道面からの火球(計算結果報告) 引用付きで返信

出現年月日: 2009年6月7日
時刻(JST) : 21:03:51
視 輻射点 αo: 231.5°
δo: -17.0°
修正輻射点 αG :232.4°
δG :-22.9°
初速 V∞ :19.2km/s
終速Vs  : 9.9km/s
地心速度VG :15.5km/s
絶対光度  :-4.1mag.
発光点 λ:135.7736°
     φ:+34.2283°
     h: 85.0km  (0.1mag.)
消滅点 λ:135.5214°
     φ:+34.7307°
     h:41.4km (-0.1mag.)
最大光度地点 λ:135.5799°
     φ:+34.6158°
      h:51.3km (-4.1mag.)
a :軌道長半径 :2.691 AU
e :離心率  : 0.6891
q :近日点距離 : 0.8364 AU
Ω :昇交点黄経 : 256.746°
i :軌道傾斜角 : 1.705°
ω :近日点引数 :55.325°
P :周期(年)  : 4.41
流星群名  :散在
継続時間  :4.25s
測光質量  :100g
突入角  :35°
実経路長 :70km
(2000.0年分点)

自動TV観測によって、この火球は、多くの地点で撮影された。この火球の詳細な位置などのデータを提供していただいたのは次の方々であった。
三本松高校、さぎたりうす、
この2カ所の撮影データを使って、すでにUFOOrbitV2で軌道計算をされ結果がだされていたが同時流星の減速を調べたかったので、今回、軌道計算をおこなったものである。
この同時となった火球は継続時間が4秒と長いく、速度がゆっくりであったので、減速が確認できた。発光からの経過時間(1フレーム1/60秒)と速度の関係から次の式のようになった。
Vi = 19.169 + 0.66648 × (-0.59069) × e^(0.66648×ti)
この関係式をもとに火球の高度(km)と速度のグラフをしめした。まとめにあるように初速(大気圏外速度)19.2km/sの速度にて地球大気に突入角35°で突入し、最後は9.9km/sまで減速をしていたことがわかった。
出現時刻については、発光点が写っていた撮影データから決定した。撮影は、ビデオ映像の動画(aviファイル)である。それをUFOAnalyzerV2で位置・光度測定したデータを提供していただいたのである。その中身データをみてみると、流星の写っている各フレームはさぎたりうす氏のもので255フレームあり、そのうち測定ができなかったのが4フレームだけであった。三本松高校では95フレームのうち4フレームが測定できなかった。動画から直接測定するという困難さを考えてもこのソフトの優秀さが伺える。
今回の火球は、継続時間が4.25秒(さぎたりうす)と長かった。そのため、対地軌道である実経路軌道計算の結果がどうなるかであったが、実経路は2地点からの高度に対する経度・緯度が一致した(図を参照)。最後に、火球の処理データの詳細をこころよく提供してくださった皆さんにあらためて感謝を申し上げる。



M09056HVs.jpg
 説明:
消滅点に近づくと減速していることがわかる
 ファイルサイズ:  130.04 KB
 閲覧数:  6486 回

M09056HVs.jpg



M09056-lolatH.jpg
 説明:
各々撮影した経路が一致している
 ファイルサイズ:  65.9 KB
 閲覧数:  6486 回

M09056-lolatH.jpg


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Mon Jun 15, 2009 11:12 pm    記事の件名: 後半の速度の乱れ 引用付きで返信

上田さんへ
宮崎の前田です。
いつも火球の調査、発表ありがとうございます。
今回のグラフを見て終端付近の速度のバラツキが大きく、
さぎたりうすさんも書かれていますが、
特に三本松HSのものとさぎたりうすさんのデータが系統的に
ずれているようにも見えます。
このあたりは、どのようにして速度を決められたのですか。
距離が近く、速度のばらつきの小さなさぎたりうすさんのデータではもう少し
減速が早くから起きているようにも見えます。

動画を見ていないので何ともいえませんが、流星の速度が
遅くなるときよく、尾を引くように見えてばらばらに崩れるように消えますが、
その影響で、見かけ上速度が遅く計算されている可能性はありませんか。
このような時は人間が計測した方が正しい可能性もありますね。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Tue Jun 16, 2009 6:40 am    記事の件名: Re:後半の速度の乱れ 引用付きで返信

前田さん、
ご指摘のとおりです。
今回の速度決定には、さぎたりうすさんの方の速度を使って
関係式を出しました、その式から41.4kmまで関係式で延長を
して三本松高校の速度と矛盾しないかをみました。
すべて計算から決定した速度で、グラフを目視しての速度をき
めたわけではありませんので、
今までは、I.I.で暗い流星で狭い視野で流星をおってましたので、
減速は全くみられませんでしたが、ここにきて広角レンズを使い
広い視野で、減速のオンパレードにニヤニヤしております。
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