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レポートの継続時間について

 
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投稿者 メッセージ
SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Aug 17, 2004 1:41 pm    記事の件名: レポートの継続時間について 引用付きで返信

ts007さんから、ペルセ群の速度を計算しているが、速度がやや遅く算出される
レポートのフレーム数と座標との関係を正確に教えて欲しい旨のメールがあり
まずは現状の結果を調べてみました。
以下は 8月14日 3:17:49 のペルセ火球のスナップショットと分析画面です。
この火球、レポートでは

No 24, SubClass M_Per, Name M20040814_031749.avi, M., Mag -2.2
Dur[f] 19, Bmax 272, Size[p/f] 79.6, V[deg/s] 13.9,
dir1 162.6958, alt1 50.0589,
dir2 153.1752, alt2 44.5808,
ra1 340.8518, dec1 70.9053,
ra2 318.4255, dec2 67.7635, Gerr 0.7

となっています。

で、分析画面に座標算出点に最も近い点をマークして拡大したものが2番目の図です。
レポートでは 19フレームとなっているのに、中間の点は17個、
つまり2測定点間の時間は18フレームしかないように見えます。 (えっ!!!!!)

ソフトの設計では、各フレームの輝度中心を出し、その最初と最後のフレーム番号
の差を継続フレーム数としているつもりでした。が、このクリップでは1フレーム足り
ません。

可能性としては、
1.このクリップでは消滅点付近の2フレームで点が重なっている
2.プログラムのバグで計算が1ずれている
の2つがあります。

これは、一大事です(^^Wink。至急詳しく調査してまた書きます。



M20040814_031749C.jpg
 説明:
スナップショットです。
 ファイルサイズ:  19.05 KB
 閲覧数:  5241 回

M20040814_031749C.jpg



M20040814_031749A.jpg
 説明:
分析画面です
 ファイルサイズ:  19.55 KB
 閲覧数:  5238 回

M20040814_031749A.jpg



M20040814_031749A3.jpg
 説明:
分析画面に座標算出点をマークしたものです。
 ファイルサイズ:  15.76 KB
 閲覧数:  5242 回

M20040814_031749A3.jpg


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Aug 17, 2004 2:22 pm    記事の件名: 調査の結果 引用付きで返信

まず、他のクリップも同様にチェックした所、同様の結果でした。
で、プログラムをチェックした所 レポートのDuf[f]は

1フレームのみに映ったものの継続時間を1とする

という仕様でした。フレーム単位での計測なので、実際の継続時間は以下となります。
Dur[f] = 1 -> 0〜1フレーム
Dur[f] = 2 -> 0〜2フレーム
Dur[f] = 3 -> 1〜3フレーム
Dur[f] = n -> n-2〜nフレーム

より正確な速度の測定には進入方向などを加味した分析が必要です。
しかし、最も単純には
フレームの輝度中心を、そのフレームの中央の時刻と仮定できますから、
その場合、継続時間は Dur[f] - 1 と計算するのが正しいことになります。

バグであれば改版しようと思ったのですが、根拠のある処理だったので
このままにしたいと思います。Duf[f]を用いて計算する場合には
継続時間としてはDur[f] - 1 をご使用下さい。


ということで、曖昧でどうもすみませんでした > ts007さん
よろしくお願いします。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Aug 17, 2004 2:46 pm    記事の件名: ふうふう... 引用付きで返信

科学するのは大変です。
でも、こうやって使って下さって、色々な指摘を頂くのは大変励みになります。

実は、今日は、もう1つ、クリップ内のスーパーインポーズ時刻の精度について検討していました。 NTPで合わせているから大丈夫と思っていたのですが......

実はスプライト関係で、研究機関の電磁波観測とms単位での時刻あわせをすることになりまして、やってみたら、私のクリップには なんと 0.6 秒もの誤差があるものがあることが分かりました。 NTP15分毎校正、100ms以下の誤差は補正しないという桜時計の設定だった頃のものです。もちろん最近はもっとずっと厳密にあわせるようにしているのですが.....
それにしても 0.6 秒は大き過ぎます。 桜時計の補正の様子を見ていると 普段は数10msの補正でも、100回に一度位、数100ms以上の補正が行なわれることがあります。 誤補正? と疑いたくなってしまいます。
いずれにしても、NTPの結果を使う時には今後注意が必要だと思いました。
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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5071
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Tue Aug 17, 2004 4:12 pm    記事の件名: 素早い対応ありがとうございました。 引用付きで返信

たくさんの同時流星があって一度に計算できるようになったために疑問に思ったことですが、SonotaCo氏の言うように −1か−2をすると理想の速度に近くなりましたので、速度仮定もできるのですが、確認してからと思いました。やはり、−1すればよいのですね。お忙しいところありがとうございました。今までは、少し遅いかなって感じでしたが、ペルセ群は、速度が速いので気が付きました。それから、視野の端の流星や短い流星は特にフレームが少ないのでより、精度が落ちますので、これによっても速度は影響しました。フレームが5や6は、大きいですね。20以上だと気になりませんでしたが。こちらも入力ミスがないようにしないといけませんね。 

 いまから、また、計算します。
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