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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 22, 2005 8:30 am 記事の件名: 2005年12月22日 05:32:56 巨大イベント |
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これまでに見たことのない巨大な発光現象が記録できました。
3フレームに渡るイベントで、最後に巨大な縦に長い発光が2つ位置を少し変えて発生しています。
フィールド毎に分解しても、成長している様子は分らないのですが、形状は巨大ジェット現象にも似ています。
雷雲直上から電離層まで繋がっているイベントのように見えます。後ほど計測してみます。
同時観測ありませんでしょうか。よろしくお願いします。
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最終編集者 SonotaCo [ Thu Aug 12, 2021 8:54 am ], 編集回数 2 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 22, 2005 5:50 pm 記事の件名: |
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単独観測の測定結果を掲載しておきます。
東京電力の発雷データから、およその位置が合うようにして高度を求めました。
巨大イベントの上端は93km、下は38-43kmまで映っていて、下端は視野外です。
1/30秒以内に2回も発生し、すぐ消えているので、ジェット現象というより、スプライトの巨大なものではないかと思います。巨大スプライト(Gigantic sprite)と呼ぶべきものかもしれません。同時観測があれば、高度が確定するのですが..... 下端が映っている方などいらっしゃいませんでしょうか。
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測定ポイントです 260km先で直径が6度(27km相当) もあります。 |
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東京電力系、thunder.ne.jp による当時の発雷状況です。 |
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Fri Dec 23, 2005 11:13 am 記事の件名: Re: 2005年12月22日 05:32:56 巨大イベント |
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こちらからも撮れていましたので、画像をUPします。
SonotaCoさんのWebページに詳細説明があり、それとほぼ同じです。こちらからは、1フレームに巨大イベントが2つ入ってしまい、2つの時間差がわかりませんが。
測定データの続きです。
11, 210.9720, 15.7948
12, 211.3001, 21.7093
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位置測定データです。
1, 184.8143, 22.2464
2, 187.8686, 24.4243
3, 191.2955, 23.3645
4, 191.1621, 28.1177
5, 194.0464, 30.6441
6, 199.5404, 28.4172
7, 203.9448, 20.6507
8, 203.8249, 26.3880
9, 209.1608, 21.9170
10, 209.2733, 26.1580
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フレーム(フィールド)ごとの画像です。数字(31-34)はフレーム番号。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 23, 2005 11:38 am 記事の件名: うわーーー |
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す、素晴らしい
2つ目の巨大スプライトは雷光から繋がってみえますね。跡も残っていますね。
こちらとカメラのタイミングが少し違うのが幸いしたかもしれません。
最初の巨大スプライトは上部のみに見えます。これはその下部がカメラの帰線時間にかかっていたのかもしれません。
UFOCaptureV2のReplayタブで DeInterace Steppingをオンにして33フレーム目と34フレーム目からできる4枚をSnapShotして頂けませんでしょうか。 貴重な記録になると思います。
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位置はこれから三角測量します。ちょっと手が震えますね
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Fri Dec 23, 2005 1:27 pm 記事の件名: Re: うわーーー |
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SonotaCo wrote: |
UFOCaptureV2のReplayタブで DeInterace Steppingをオンにして33フレーム目と34フレーム目からできる4枚をSnapShotして頂けませんでしょうか。 |
色々な機能がありますね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 23, 2005 2:03 pm 記事の件名: 掲載ありがとうございます |
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フィールド画像ありがとうございました > masuzawaさん
どうも、奇数フィールドと偶数フィールドで順番が逆のようですね。
順番は 65s,64s,67s,66sだと思います。
時々こういうことがあるのですが、原因はよくわかっていませんカメラとキャプチャボードのタイミングで奇数ラインから切り取られる時と偶数ラインから切り取られる時があるようなのです。 UFOCapture側で改良が必要ですね
さておき、本当に素晴らしい観測ですね。
65s(実は最初)の巨大スプライトは下部は雷光に重なっていたんですね。これでは時間的な解釈はできそうにありません。
64s(実は2番目)の巨大スプライトは見事な形でこれも下端は雷光の中で測定不能ですね。薄雲が無ければ雷光の影響が減って下端も見えていたかもしれないと思うと非常に惜しいです。でも、巨大スプライトのキャプチャ(もしかすると世界初)に間違いないと思います。
そして、67s(64sの次のフィールド)には、これまでみたことのないような残光が残っていますね。見とれてしまいます。もしかすると、これが巨大スプライトの核
masuzawaさんが学会発表されるなら、喜んでデータ提供致します 。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 23, 2005 2:09 pm 記事の件名: 三角測量結果です。 |
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測定点をmasuzawaさんに合わせて取り直しました。
巨大スプライトの肩の部分(1,3,4,6)は位置決めが困難なので、masuzawaさん側のデータによる距離仮定の高度推定としました。
巨大スプライトは、直径、30km、高さ50km超 だったようです。下端が雷光に重なり測定不能な点が実に惜しかったです。
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それにしても、自然現象のスケールの大きさには驚きます。元々カラムスプライトだって、直径1km,長さ10kmという巨大な現象なのに、この巨大スプライトは体積で言えばその300倍位あるような気がします。キャロットスプライトと比べても数十倍の体積でしょうか........。
このスプライトから出た電磁波も強烈だったに違いありません。私達はこんな世界に住んでいるんですね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 29, 2005 4:57 pm 記事の件名: 高度図 |
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高度目盛を入れ、ほぼ同距離にあるカラムスプライトと比較した図を作りました。
巨大さが分ります。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Jan 03, 2006 10:27 am 記事の件名: 電荷モーメント |
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東北大学で、このイベントの電波観測結果から電荷モーメントを計算して頂けました。
日本としては非常に強い1000CKm以上の雷だったとのことです。
冬の雷雲は高度数km程度ですから5kmとすると200C(クーロン)以上の電荷量だったことになります。スーバーボルトと言ってよいもののようです。
大気電気学の本によると、過去の記録では1000Cの落雷もあるようです。落雷のエネルギーは電荷の二乗に比例するので、このさらに25倍位強いものも存在するということになります。普通の雷の1000倍位のエネルギーでしょうか。まだまだ大きいTLEがある可能性があるわけで、ちょっと怖いです
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