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ITO · 最終編集者 ITO [ Mon Apr 03, 2006 12:09 am ], 編集回数 1 回

2006. 4. 2 日本上空を低気圧が通過して東京地方は夕方から雷雨となりました．その雨も夜９時頃には止んで快晴に．．　早速観測を開始しましたら南南東の方向（伊豆諸島の東方）でスプライトが発生．そして 21:42:07 に「巨大スプライト？」が観測されました．いくつかのスプライトが重なって発生しているように見えますが、僕としては初めての巨大なスプライトでした．いや〜びっくりしました！！
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PS. 最近は何でも来い！と言った状況ですね．

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2006. 4. 2 21:42:07 巨大スプライトの動画ファイルです．
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SonotaCo · 日時: Sun Apr 02, 2006 10:17 pm 記事の件名: す、ずこい

いつの間にか雨がやんでるんですね。
慌てて観測開始しました。

それにしてもも、も、ものスンゴイですね。これは、本当に見事 Shocked

、エチゼンクラゲ級ですね。歴史に残る1枚かと思います。
これほど大気が不安定だと、まだ何か撮れてしまうかもしれませんね。心したいと思いました。

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このスプライトの発生位置と大きさを SpriteAnalyzer を使って計算してみました（スプライトの高度を 80km と仮定）．
下の図が示すように、スプライトの明るい部分の直径が約 46km、ちょっと薄くなった部分で約 76km と出ました．
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一夜あけて、改めて感動しています。
これ軸が傾いてますね。それも放射状ではなく大群が同じ傾きで揃っているように見えます。
以前の円周上配置でも言えることですが、不思議ですね。1箇所からの電磁パルスによるもののようには見えないですね。
電場が広い範囲で平らに傾いていたような気がします。

それにしても、このテンドリル(髭)の多さ、よく解像されていて、見とれます。
上部も左右にすこし角のような噴気が出ているようにも見えます。
海外の低緯度地方での強烈な雷雲上のスプライトに似ていますね。
明度が飽和している傘の内部が見たいものです。キャロットの集合なのか、それともハローのような発光なのか.....

電磁波の記録では、21時33分から57分の間には 42分07秒のこのスプライトに対応するたった1時刻のものしかありません。
この時刻には殆ど連続的に発雷する雷雲は消滅していて、単発の雷だったようです。
そのせいでしょうか東京電力の雷情報には記録がありません。

ITO · 日時: Tue Apr 04, 2006 10:33 pm 記事の件名: 分解写真

巨大スプライトの１フィールド（1/60秒）毎の分解写真を作ってみました．

大きな特徴は「巨大なスプライトの割に発光時間が非常に短い（1/60 秒以下）」事です．
通常、カラム型スプライトでは 1/60 - 2/60 秒程度、妖精型の羽根部分などで 3/60 - 4/60 秒程度の発光時間なのですが、このスプライトは１フィールドだけにしか映っていなくて、小さなカラム型スプライト並の発光時間でした．お知らせまで．．．
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ITO · 日時: Tue Apr 04, 2006 11:09 pm 記事の件名: カミナリ２号情報

巨大スプライト発生時の「カミナリ２号」（雷検知器）の情報をまとめてみました．

この日は夜９時半頃まで関東のほぼ真南 250km 付近で比較的激しい雷雨があったのですが、巨大スプライト発生時にはほとんど消滅し、1 strike/10min. 位の非常に弱い雷の発生状況となっていました．こんな状況でスプライトは発生しました．

尚、この日観測されたスプライトは
　21:17:55　　21:25:11　　21:4:07 ３イベント
弱い雷でもスプライトはかなりの確率で発生したようです．
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