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Okamoto
登録日: 2006.03.19 記事: 3 所在地: 愛知県日進市
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日時: Sun Oct 19, 2008 2:18 pm 記事の件名: 望遠系レンズ使用の場合のリンクの張り方 |
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暗い流星の検出を目指しての、イメージインテンシファイアをつけた50mmF1.4のレンズでCaptureした画像、85mmF1.8でCaptureした画像が、どうしてもうまくリンクさせられず、解析できずに悩んでいます。
うまくリンクさせるにはどうしたらよいのでしょうか?
また、リンクを張るときの黄色の点が小さいのですが、少し大きくする方法はありませんか?
使用しているシステムは以下のものです。
対物レンズ 50mmF1.4(或いは85mmF1.8)
I.I. デルフト社製 Type:XX1470S
リレーレンズ Micro Nikkor 55mmF2.5
カメラ Sony CX-75 白黒CCDカメラモジュール
キャプチャーボード ELSA EX-VISION 500TV
なお、Captureされた動画でも静止画でも写野は確認できるし、星図と照合して写野中心の方位、高度もおおよそ掴めます。(ステライメージと照合し、0.1°以内で読み取れます。)
UFOAnalyzerV2でこれを解析するわけですが、星図で読み取った方位(+180°)と高度を入れ、画像回転角を凡そ読み取ってrot欄に入れ、fovhもステライメージで読み取った大きさに該当する凡その数字を入れmanual linkを張りますが、うまく収斂しません。
dpix avrも2〜3どまりです。0.3以下にはどうしても届かないのです。
それでも、profileをsaveして、次々とそれに続くclipを開き前の時刻のprofileを開いて自動linkで解析していくと方位、高度、rotなどのパラメタがどんどん変わっていくのです。カメラは動かしていないし、レンズも交換していないのにうまくいかないのです。
うまく解析する手立てをご教示ください。
_________________ S.Okamoto |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Oct 19, 2008 2:34 pm 記事の件名: Re: 望遠系レンズ使用の場合のリンクの張り方 |
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50mmレンズだと映っている恒星を見つけるのが大変です。
時間が経つとずれるということは、おそらくは、最初にリンクする恒星の取り違いだと思うのですが、
いろいろ可能性があるので、実際にやってみないとよくわかりません。
クリップ一式を送っていただけるなら、こちらで調べてみます。
恒星が見えている幾つかのクリップの全ファイル(avi, M.bmp, 分析後のA.XMLなど)を
FTP転送いただけるでしょうか。
アカウントは後ほどメールします。
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Okamoto
登録日: 2006.03.19 記事: 3 所在地: 愛知県日進市
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日時: Sun Oct 19, 2008 2:52 pm 記事の件名: 記事の件名: 望遠系レンズ使用の場合のリンクの張り方 |
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早速お返事いただき有難うございます。
できるだけ連続したClipを2つほどお送りしますので
よろしくご教示ください。
FTP先をお待ちします。
_________________ S.Okamoto |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Oct 19, 2008 3:11 pm 記事の件名: Re: 記事の件名: 望遠系レンズ使用の場合のリンクの張り方 |
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メールしておきました。
最近はスパムにまぎれないかといつも心配です。
今日は、これから外出するので、解析は明日になるかと思います。
望遠、II 画像は初めてなので、何かあるのかもしれません。
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5072 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Sun Oct 19, 2008 6:13 pm 記事の件名: 2005年頃のデータですが |
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2005年からI・Iの28mmを中心にやっていましたが、そのころのデータで参考になるかわかりませんが、のせときます。分かり易い星座の所で調整すると良いです。
説明: |
I・Iの28mmと50mm。そのころのデータ。上が50mm。 下が28mm |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Oct 20, 2008 8:01 pm 記事の件名: 原因がわかりました |
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Okamotoさんからクリップを送って頂き、調べた所、原因が分りました。
まず、症状ですが、最初の図がOkamotoさんがやられた自動調整の結果です。
なんと、dx(光軸中心の画面中心かのずれ)が158.9 pixelにもなっていて、そのために参照恒星が画面半分ほどにしか表示されていません。
それでも、三ツ星はなんとかリンクが一致してしまっているのが恐ろしいところです。
原因は、リンク数が少なすぎるために、自動調整がとんでもない別の局所解を出してしまった所にあります。
このような時には、自動調整結果は全く信用できません。
2番目の図は、マスク画像をピークホールドから作りなおして、検出されていない恒星もマスクして、マスク数を増やして調整しなおしたものです。こうすると、画面全体でほぼ一致し、dpixも0.5程度まで下がりました。ピークホールドから作りなおしたマスクなですし、恒星の光芒も巨大なので、あまりdpixは下がりませんでしたが、一応、これなら使い物になります。
なんと、水平画面角は 19度ほどで、最初の自動調整結果の39度とはえらい違いです。 k2,k3 も通常の6mmレンズなどに比べて遥かに小さく、さすが、望遠レンズ、歪はとても小さいです。
3番目の図は、別の日の暗い恒星が沢山映っているピークホールドからマスクを作りなおして自動調整したものです。 dpix も0.4程度に下がりました。
そのようにキャプチャし、50個以上の暗い恒星に正しくリンクが張られるようになれば、きっと dpix はもっと下がると思います。
で、対策ですが、
そもそも、シンチレーションマスクの数が少なすぎます。
マスクを増やすには、キャプチャ時の SMLevel を下げる必要があります。
一時的に、MaskWをオンして、SMLevelを下げていき、画面内の数10〜100個程度の恒星がマスクされるように調整してください。
これは画面のコントラストに大きく依存するために、今回のような II と gammaが有効なカメラを使った場合には不可欠の調整作業です。
で、マスク数が充分あれば、最初にdx,dy,k2,k3を0に設定した状態で 手動パラメータを調整して、多くの恒星のマスクが恒星位置から数ピクセル内になるようにしまししょう。
その後、AutoLinkしてから adj pos all すると良いでしょう。
素晴らしいレンズだと思うので、是非よく晴れた日に暗い恒星を使ってプロファイルを作り直してみてください。
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Okamoto
登録日: 2006.03.19 記事: 3 所在地: 愛知県日進市
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日時: Mon Oct 20, 2008 11:48 pm 記事の件名: 原因がわかりました |
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Okamotoです。
SonotaCoさん、有難うございました。
透明度がよく、恒星像が多いクリップはうまくいきました。
透明度が悪く、恒星像がおおきくて数も少ないクリップはだめですね。
ts007さん
有難うございます。いまはUFOCaptureのV2.0で撮っているので
UFOAnalyzer V0での解析ができません。ヒントを頂きながら試すことができず残念でした。
_________________ S.Okamoto |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Oct 21, 2008 8:11 am 記事の件名: Re: 原因がわかりました |
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Okamoto wrote: |
透明度がよく、恒星像が多いクリップはうまくいきました。
透明度が悪く、恒星像がおおきくて数も少ないクリップはだめですね。
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えーと、恒星数が少ないものも捨てることはありません。
一度、良いプロファイルが出来ていれば、 az,ev,rot のみを調整すればよいと思います。
毎日カメラの方向が変わる場合には毎日プロファイルを変更する必要がありますが、その際にaz,ev,rotを大体手動であわせた後、 A ボタン で az,ev,rot を自動調整すれば
良いと思います。 (adj pos all だと、恒星が少ないと fovhや dx がとんでもないところに行ってしまう可能性があるのです。もっとも、fovh,yx,k3,k2,dx,dy のチェックボックスを外せば、自動調整されないので、adj pos all でもOKです)
18/19日分については、一度ディレクトリ内の A.XML を手動で消し、その後UA2でお送りしたフロファイルを指定した状態で読み込めばそのまま分析できると思います。
一番大事なのは、今後 SMLevel を適切に設定してキャプチャすることだと思います。
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