SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Aug 30, 2020 8:13 am 記事の件名: 収差の大きい広角jpg画像1枚からのプロファイル作成 |
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ts007さんから静止画の測定の話があり、Koikeさん提供画像のprofile作成をしました。
この静止画は1500x894の高解像度で、非常に多く(2000個位)の恒星が写っていましたが、周辺の収差が大きく、プロファイル作成がとても難しいものでした。以下にやった処理をメモしておきます。
普通と違うのは az ev rot dx dy を決める第一段階と 収差を調整する第二段階の2段階にしたとと、後半では中央部のマスクを敢えて消して既にあっているリンクの数を減らし、周辺部に重点を置いた自動調整をさせたことです。
1) jpg の名前を M20200825_232300_YNx.jpg とM20で始まる名前にする
2) M20200825_232300_YNx.xml ファイルを 別のクリップのxml(A.XMLでないほう)をもってきて、名前や中身の緯度経度などを撮影情報に合わせる
3) UA2で読み込み Mask Editor へゆく
4) edit are-maskかopt-maskで地上風景などをマスクする
5) auto で smask を押し 恒星のシンチレーションマスクを作る slev などを調整してマスクの数と大きさを多過ぎず、少なすぎなようにして saveNで保存する
6) Profileシートでプロファイルの初期値として 星座を見極めで中心方向(az ev)とおよその画面の大きさ(fovh)を設定する
yxはミラーレスなどビデオカメラ以外なら1.0にしてチェックを外す atcはチェックオフで58.3でいじらない、それ以外のチェックはオン
k4,k3,k2,dx,dy,rotは0にする
7) 画面中央付近の恒星位置がおよそ合うように fovh, az,ev,rotを手動調整する
8)MaskEditor linkで autolinkしてみる limを10から30程度の範囲の中で 画面中央付近の正しいリンク多くできるように fovh az ev rotを調整する。
"<SD" や画面上のクリックで間違ったリンクをできるだけ減らした所で adj pos all をして 画面中央付近が数10個以上の恒星で正しくリンクされるようにする
9)中央付近が正しくリンクできるようになったら、 dx,dyのチェックを外す
10) MaskEditorで中央付近のリンクできているマスクの数を減らして周辺に重点を置いた自動調整ができるようにする
(edit rect scl-mask で右クリックで 少しずつ矩形領域してして 密集している部分のシンチレーションマスクを1/4位に減らす)
11)fovhの調整とautolinkを繰り返してみて、周辺部分の正しいリンクを少し増やし、adj pos all で収差パラメータの調整をしていく
12)隅まで正しくリンクできるようになったら dx dy のチェックを戻し、シンチレーションマスクも作り直して、
最終的にautolink の後"<SD"をくりかえして全面的なに正しいリンクが大多数にして adj pos allをする
step のスピンボタンは手動調整のステップ幅を変えます。当初1.0で、荒い調整時0.1、詳細で0.01程度で、最終的には自動調整に任せます。
ddpix limのスピンボタンは自動調整のステップと許容誤差幅を変えます、普通0.00001で、本当に細かい調整時は最後は0まで小さくします。
説明: |
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