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撮影システムのご紹介(TKC)

 
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投稿者 メッセージ
hasyama



登録日: 2020.12.24
記事: 89
所在地: Machida, Tokyo

記事日時: Thu Feb 04, 2021 12:57 pm    記事の件名: 撮影システムのご紹介(TKC) 引用付きで返信

皆さん、はじめまして。hasyamaこと山崎と申します。
大阪の藤原さんよりリクエストがあったので、自己紹介を兼ねて、撮影システムのご紹介をいたします。

*プロフィール
東京都の町田市在住で、天文歴は50年近くになるでしょうか。東大和天文同好会に所属していて、基本は惑星屋です。
自宅にスライディングルーフを設置して、惑星と太陽を撮影していますが、流星にも興味がありました。自宅で流星撮影を
するきっかけとなったのは、習志野隕石の動画です。あの日、衝撃音は聞いたのですが(どこかでガス爆発でもしたのか?
と思いましたが)、やはりカメラを常時回さないと、あのような画像は撮れないな?と実感し、とりあえず三脚+カメラと
いうオーソドックスな流星撮影スタイルで、始めてみました。

*撮影システムについて
機材等の説明は、写真にコメントとして入れています。

皆さん、よろしくお願い致します。



_001.jpg
 説明:
三脚にカメラを載せた、ごく普通の流星撮影スタイルです。
α7S3はUSB給電ができます。冬場ということもあり、今の所、途中で止まるようなことはありません。
 ファイルサイズ:  138.8 KB
 閲覧数:  1649 回

_001.jpg



_000 (1).jpg
 説明:
画像はHDMI5mケーブル経由で室内に引き込み、ezcap269経由で取り込んでいます。1920x1080x29.97FPSで動作しています。
元々はノートPCで実行しようとしたのですが。UFOCaptureHD2との相性がよくなく、安定動作してくれません。現在は、観測室の惑星用PCを引っ張り出して使っています。
Core i5-8400 プロセッサー, 8GB, 500GB SSDと、今どきだと非力な構成ですが、動作しています。
 ファイルサイズ:  261.08 KB
 閲覧数:  1649 回

_000 (1).jpg



_000.jpg
 説明:
カメラ α7S3, 4k 30FPS, シャッタースピード 1/30sec, ISO AUTO (上限51,200)
レンズ SIGMA 14mm(F1.8開放), Canonマウント+Metabones SpeedBooster 0.71x を使用。実効F値 F1.3
SpeedBoosterを使用すると、フルサイズだとケラれるのですが、撮影範囲を少しでも各保したいので、そのままフルサイズで撮影しています。
なので、周辺の湾曲はかなり酷く、位置精度が悪化するのが難点です。

ダウンロード
 ファイル名:  _000.jpg
 ファイルサイズ:  291.2 KB
 ダウンロード回数:  89 回


M20210203_032439_jpTKC_1P.jpg
 説明:
キャプチャー画像です。画像がケラれているのが分かると思います。左は観測所、右は自宅屋根がぎりぎりかかります。
現在カメラを置いている踊り場は、ルーフを開ける際、屋根が通過するので、惑星シーズンが始まると、流星撮影は場所を変える必要があります。そこが悩みどころです。

ダウンロード
 ファイル名:  M20210203_032439_jpTKC_1P.jpg
 ファイルサイズ:  94.29 KB
 ダウンロード回数:  92 回

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藤原康徳



登録日: 2004.08.10
記事: 2684
所在地: 大阪市淀川区

記事日時: Thu Feb 04, 2021 4:04 pm    記事の件名: Re: 撮影システムのご紹介(TKC) 引用付きで返信

hasyamaさん(山崎さん)

ご多忙中、早速撮影システムを詳細に紹介していただきましてありがとうございます。

撮影システムがよく分かりました。α7s3にSIGMA 14mm(F1.8開放), Canonマウント+Metabones SpeedBooster 0.71x を使用 実効F値 F1.3 というのは強力ですね。
多くの流星を捉えられているので実証されているということだと思いますが、Metabones SpeedBooster 0.71x(Fが1目盛(だったかな?)上がるようですが)の効果はかなり大きいのでしょうか?もちろんレンズ自体も強力そうですが。

α7s3は、視野周辺部に出る高感度時の赤いノイズがなくなったとか、録画の30分制限がなくなった(こちらは現状ではほとんど私のところでは関係ないのですが)とかwebに出ていますね。
赤いノイズがなくなったのは大変良いと思います。

sからs2になった時は、CMOS自体は同じだったという話を聞いており、流星観測用には機能的にはほとんど変わらなかったと思います。
今度のs3は、機能的にもたいへん魅力的なのですが・・・・・・・・。

バッテリーのサイズが変更されて稼働時間が長くなったようですが、ACアダプターは販売されているのでしょうか。以前にα7R3を入手したときに調べたときにはありませんでした。
USB給電で問題ないようでしたらよいのですが。

写真のキャプションでは、撮影はフルハイビジョン30pなのか4k30pなのか(あるいは4K撮影をフルハイビジョンで記録)が分かりにくいです(両方の記述があります)。

天文ガイドに連載中の惑星撮像の記事を毎号興味深く読ませていただいています。2月号の第7回でTeamViewerの紹介されていますね。
私のほうも、2年ぐらい前までは、立川から大阪の自宅の流星観測用PCをTeamViewerで遠隔操作していました。
もちろん個人の非商業用目的で使っていたのですが、残念ながら非商標目的ではないと判断されて、まともに使えなくなり使用をあきらめました。
ネットでみていても結構このように判断されることが多いようで、これを解除してもらう手続きはややこしそうな感じでた。

現在は、奈良県宇陀市の共同観測所(室生観測所)に流星観測用カメラを設置しており、これ用のPCは、AnyDeskの無料版を使って遠隔操作をしています。

いろいろと質問ばかりで申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いします。

藤原康徳 (JAC, NMS, OAAの会員です)。
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hasyama



登録日: 2020.12.24
記事: 89
所在地: Machida, Tokyo

記事日時: Sat Feb 06, 2021 11:49 am    記事の件名: Re:Re: 撮影システムのご紹介(TKC) 引用付きで返信

藤原様

山崎です。

取り込みの件は、「カメラの出力は4Kですが、PCへの取り込みは、ezcap269の関係でFHDになっています」が、正しいですね。

SpeedBoosterで一絞り明るくなると、どれだけ流星が増えるかについてですが、これについては未評価です。印象としては、星像等が甘くなる分、あまり変わりないかな?と思っています。
SpeedBoosterの最大メリットは、同じレンズで視野範囲を広げられる点でしょうか。添付の画像は、SpeedBoosterでキャプチャした画像に、未使用時の画像を重ねています。
見ての通り、画角が広がっています。面積比で、だいたい60%程度増えます。画角の増加はそのまま捕獲率に影響するので、ここが一番のメリットでしょうか? 
本来の使い方は、APS-Cカメラか、Super35mmモードに切り替えて撮影するのですが、あえてフルサイズで撮影することで、イメージサークルぎりぎりまで使用できます。
 ※ 画像の端は、かなり歪みますが

あと、TeamViwer関連の情報ありがとうございました。惑星撮影は、それほど使用頻度が高くないので、とくだん問題なかったのですが、流星は、格段に使用比率が大きいので、
いずれ、警告されるかもしれませんね・・・^^;



2-M20210130_225743_jpTKC_1P.jpg
 説明:

ダウンロード
 ファイル名:  2-M20210130_225743_jpTKC_1P.jpg
 ファイルサイズ:  286.11 KB
 ダウンロード回数:  86 回

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藤原康徳



登録日: 2004.08.10
記事: 2684
所在地: 大阪市淀川区

記事日時: Sat Feb 06, 2021 2:03 pm    記事の件名: Re:Re: 撮影システムのご紹介(TKC) 引用付きで返信

山崎さん

追加の情報ありがとうございます。

> 「カメラの出力は4Kですが、PCへの取り込みは、ezcap269の関係でFHDになっています」

販売サイトでは、そのままの滑らかさでFHDに変換というように宣伝していますね。
私のほうは、これをFHD60pで使っています(α7sの出力自体もFHD60p)。

>SpeedBoosterの最大メリットは、同じレンズで視野範囲を広げられる点でしょうか。添付の画像は、SpeedBoosterでキャプチャした画像に、未使用時の画像を重ねています。
>見ての通り、画角が広がっています。面積比で、だいたい60%程度増えます。画角の増加はそのまま捕獲率に影響するので、ここが一番のメリットでしょうか? 

なるほど。こういう使い方もあるのですね。私のほうは頭が固いのでこのような発想が浮かびません。最近は老化も進んでさっぱりです。

原理は違いますが、その昔に35mm版レンズをブロニーサイズのカメラに付けて撮影していたのを思い出しました。FD15mm F2.8の対角魚眼をこれに付けて円周の全天カメラとして
使ってました。

それと同じ発想ですが、3年前ぐらいにzuikoの8mm F1.8をα7sに付けて全天カメラにするという改造(キット)が 某社から出ていました。天がか星ナビで作例が出ていました。
ちょっと迷ったのですが、私の自宅では性能を発揮できそうにないので諦めました(高層マンションに取り囲まれています)。

藤原康徳
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hasyama



登録日: 2020.12.24
記事: 89
所在地: Machida, Tokyo

記事日時: Sat Feb 06, 2021 2:46 pm    記事の件名: Re:Re: 撮影システムのご紹介(TKC) 引用付きで返信

>> zuikoの8mm F1.8をα7sに付けて全天カメラにするという改造(キット)が 某社から出ていました。

似たような発想ですが、SpeedBooster+TOKINAのレンズを使って、フルサイズ相当の円周魚眼が構築できます。
Tokina AT-X 107(フード削除品)に SpeedBooster ULTRA 0.71xを装着すると、F2.5相当の魚眼レンズに仕上げられます。
zuikkoは、フォーカスが電動なので、そこがネックでしたが、こちらは手動で調整できるの点がメリットです。F2.5なので、
明るさはそこそこですが。

添付の画像は、今年のしぶんぎの画像です。
SONY α7R3, ISO 3200, 4sec
Tokina AT-X 107(フード削除品), SpeedBooster ULTRA 0.71x
(11mm, F3.5 -> 実質 7.7mm, F2.5)

ご参考までに・・・



136100957_3619445031469559_3432564888630235793_o.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  48.77 KB
 閲覧数:  1512 回

136100957_3619445031469559_3432564888630235793_o.jpg


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Sun Feb 07, 2021 12:35 pm    記事の件名: はじめまして 引用付きで返信

hasyamaさんへ
(はしゃま)とお呼びすればよいのでしょうか
宮崎の前田です。興味深いレポートありがとうございます。

東大和Gといえば、私の知る40年以上前から、流星観測では有名ですね。

レンズの視野を広げる装置知りませんでした。
85mmレンズでスペクトルを撮っているのですが、視野の狭さが最大のネックなので、参考になります。魚眼レンズ化も、、、。

もしわかれば、α7s3は、これまでのα7s(α7s2でも同じと思いますが)と比べて
ノイズなどはかなり少ないのでしょうか。
具体的には、観測時にUFOCaptureのDetect levelは、どのくらいの値ですか。

天ガ12月号の使用レポート記事では、ノイズを結構無理に押さえてあるような印象の書き方になっていましたが、そのあたりも使われてみてどうなのか、感想を聞かせてください。

お願いばかりですみません。
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hasyama



登録日: 2020.12.24
記事: 89
所在地: Machida, Tokyo

記事日時: Wed Feb 10, 2021 10:35 am    記事の件名: 引用付きで返信

前田様

hasyama(ハスヤマ)こと山崎です。
返信遅くなってしまい、申し訳有りません。仕事のトラブル続発で、バタバタしていました。
私が学生だった頃は、東大和は、流星とオートバイで名を馳せていたような・・・いないような・・・ とにかく、10?20人単位でペルセやふたごを見ていました。
今は、寂しくなっちゃいましたが^^;

さて、私が使用しているSpeedBoosterは焦点距離を0.71xにするので視野が広がるように思えますが、イメージサークルもその分小さくなるので、フルサイズと、周囲がかなりケラれます。
でも、芸術写真を撮るわけではないのですから、レンズの視野を少しでも有効活用する手の1つでは思っています。
あと、α7S3でのDetect Levelは70前後でした。これで分かるでしょうか?
画質に関しては、α7S等との比較ができないので、その差は判断が難しいです。ISO512000でも実用性のある画像が得られるので、それなりのノイズ抑制をしていると思われますが、
それで流星撮影に支障がでるほどの強引さは感じられないので、個人的には、十分OKレベルだと思っています。
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Thu Feb 11, 2021 10:49 pm    記事の件名: 引用付きで返信

前田です。

hasyamaさん
お忙しいところ、お返事ありがとうございます。ハンドル名もすみません。

Quote:
α7S3でのDetect Levelは70前後でした。これで分かるでしょうか?


分かりました。FHDで70は、私の個人的な感じでは、やや高い感じで私の4Kでの観測と同じぐらいです。検出をFHDでやられるなら、α7s3からの出力をFHDにするとノイズが
減るのではないかと思います。もしかしたら、RAW動画モードをつかわれているのですか?これは4Kの出力しかなくて、FHDではないとマニュアルにはありますが。

α7Sからのステップアップでは無かったのですね。ノイズ感もありがとうございます。
少しは安心しました。動画のノイズ感は、数値化しにくいので難しいですね。

私が改善されていたらよいなと思っているノイズ処理の一例は、下の画像に示したような、拡大して静止画にした時の変態的な話でした。

上にも書きましたが、α7s3には、rawビデオ出力があって、16bitの動画も出力できるそうですが、それを使えると下の様な現象も無くなるのでしょうが。
しかし、逆にノイズ処理をカメラ側でしてくれているので、UFOCaptureで処理しやすくなっていて、それがないと、ノイズだらけで自動検出には向かないでしょうが。
すみません、話が脱線してしまいました。

これからも、美しい動画が撮れたら、ご紹介お願いします。



spe_expansion.PNG
 説明:
UFOCaptureHDの出力(比較明の静止画)4Kのスペクトルを3倍に拡大したもの
赤のグラデーションに不規則に、黒いビットが入ってしまっている。黄色や緑には不自然な感じはない。
紫色が、飽和すると逆に消さされてしまいます。
 ファイルサイズ:  125.5 KB
 閲覧数:  1330 回

spe_expansion.PNG


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