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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Sun Oct 10, 2021 1:47 pm 記事の件名: 初速決定 |
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慎重に初速を決めようとしています。やはり観測のばらつきで空間位置の差の影響が現れています。飛行距離で2秒間に800mくらいですから、±0.4km/s誤差相当です。
グラフの2.75秒辺りの折れ曲がりは破砕の影響でしょうね。減速傾向が急激に変わっています。4秒を超える末端はいつものとおり指数関数近似そのものの不適合です。落下見込みではポジティブに捉えましょう。
この辺りで次に進みます。
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速度に指数関数近似をあてはめたときの飛行距離のO?C |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Sun Oct 10, 2021 8:10 pm 記事の件名: 落下の期待有りですが、山間部 |
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落下推定計算を進めるための基準値を探っていましたが、ほぼ到達した感じです。
シミュレーションでは、減速の様子をおおむね再現できています。
図上では観測値(青)と計算値(赤)がほぼ重なるように数値操作ができています。
隕石密度はとりあえず石質推定で進めています。
図の、4.3秒くらいで観測がわずかに折れ曲がっていますが、これは、末端近い増光点に該当すると思います。
そこで、小破砕が有り質量を落としたと思います。
ただ、図の計算結果では末端質量は26g残っています。
最後の破砕の影響で20g程度以下に落ちている推定が妥当かなと思いますが、それでもウズラの卵サイズを期待できます。
場所は、千葉県君津市久留里西方の山間部です。
これから、条件を前後させて落下域の広がりを計算します。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Sun Oct 10, 2021 11:01 pm 記事の件名: 落下域 |
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条件を変えながら落下点を求めました。
結果、大きく2つの領域ができましたが、左(西)の塊は八丈島の風データを使ったもの、右(東)は館野の風データを使ったものです。
館野データに従うなら、JR久留里駅から散策圏の平地が十分含まれます。
落下質量は、10-35g程度での計算結果です。
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3444 所在地: 長野県朝日村
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日時: Mon Oct 11, 2021 6:17 am 記事の件名: Re: 落下域 |
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司馬さん、上田さんお疲れさまでした。
落下範囲を地理院地図に落としました。
アクセスはともかく平らなところもあるようですね。
ウズラの卵か…
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Tue Oct 12, 2021 9:57 pm 記事の件名: ミスがありました。 |
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下田さん、作図ありがとうございます。
ところで、もう一度見直しをしていて、ミスに気付きました。
もう少し北側に落下となります。
すみません。もう少しお待ちください。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Tue Oct 12, 2021 11:28 pm 記事の件名: 訂正落下域です |
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訂正版です。
ワークシート内でデータ転記ミスがありました。
修正結果は、木更津市の山の中となってしまいました。
ほとんど探せそうもありません。
先の誤った結果で現地へ行かれた方がいらっしゃったらすみません。
落下質量は大きく変わりませんが、若干大きめです。ウズラの卵を変えるほどではありません。
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落下域です。東が館野の風を使ったもの、西の塊が八丈島の風を使った結果です。 |
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3444 所在地: 長野県朝日村
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日時: Wed Oct 13, 2021 6:18 am 記事の件名: Re: 訂正落下域です |
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司馬さんお疲れさまでした。地図上にプロットしました。
圏央道沿いですが、確かに山の中ですね。
もうちょっとズレてゴルフ場にかかっていたら、まだ可能性があるかもしれませんね。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Wed Oct 13, 2021 7:48 am 記事の件名: 火球実経路と隕石落下計算位置の図 |
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司馬さんが計算した今回の隕石落下計算位置と火球の実経路(経度・緯度)及び
高さを図にしました。
火球と落下位置の関係位置が図にすることによってわかりやすいです。
今回の火球の高さも各地点からの計算で驚くほど良く一致してますね。位置測定の精度が良くなったこともその一因でしょう。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Wed Oct 13, 2021 8:19 pm 記事の件名: 落下経路 |
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落下経路の比較図です。スケールは全く合わせていません。経路の数学的近似の結果は、南北方向には不自然感があります。図からの印象で落下位置は計算位置より500mくらい北を想定した方が良いかもです。
もっとも、風をどう評価するかがもっと難しいと想像します。冬期と違って偏西風が弱く、八丈島では偏西風の高度でほぼ北風です。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Wed Oct 20, 2021 2:16 pm 記事の件名: 2021年10月4日20時19分51秒の低速火球の軌道計算結果 最終 |
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小さい隕石落下の可能性のある火球
<2021年10月4日20:19:51(JST)出現>
報告:上田昌良
概要
2021年10月4日20:19:51(JST)に-5.2等(絶対光度)の火球が出現した。その発光点の高さは東京湾上空の86.8kmで、千葉県木更津市上空の48.1kmにて最大光度に達し、千葉県柚ケ浦上空の28.0kmで消滅した。この火球の実経路長は、62.9kmで、継続時間が4.4秒、そして、突入角は66.2°だった。
以上の条件からは隕石の落下の見込みは厳しかったが、この火球の初速(V∞)が16.2km/s±2.5km/sと遅く、光度変化もゆるやかだったことが好条件だった。
この後の火球の消滅点から隕石落下位置までの計算は司馬康生氏にバトンを渡した。
謝辞
この火球のデータ等を提供いただいた9名の撮影者の皆さんに御礼を申しあげる(次の表に一覧)。また、映像の処理、位置測定などに協力いただいた川上浩氏、下田力氏、司馬康生氏に感謝を申しあげる。
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M21046の画像と火球の光度曲線。縮小したので見にくい?
撮影者の方の掲載許可済み。 |
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この火球の観測速度と光度。地球大気による減速がみられる |
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説明: |
この火球の実経路。決定経路の精度が良く重なっている。 |
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