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2021. 11. 04 - 05 房総半島東南の太平洋上空でスプライト　1２イベント　

2021. 11. 04 　関東地方の南方〜東南海上はちょうど暖気と寒気の境目となり、雨雲が発達してあちらこちらで雷雨となりました。雷はこの時期としてはかなり長時間続き（２日間？）、スプライト１２イベントが観測されました。
スプライトまでの距離は 240 - 360km とそれ程遠方ではなかったのですが、透明度がイマイチで全体にぼんやりとしたスプライトとなりました。

スプライト発生時刻：　　21:38:28　　21:40:30　　22:34:32　　22:37:18　　22:43:27　　23:06:50　　23:58:26　　00:04:47　　00:21:15　　01:02:42　　01:18:45　　02:20:48
スプライト発生場所（推定）：　千葉県房総半島東南の太平洋上空

キャプチャー機材：　　　
・DC-GH5s 改造カメラ（２枚あるローパスフィルターの両方を除去）＋長波長カットオフフィルター（Cut-off 780nm）＋ Nokton25mmF0.95　２台

最近はローパスフィルターを２枚とも外した改造 GH5s を使用しています。近赤外域にも感度があり、そのためスプライトに対する感度が良くなるのが大きなアドバンテージ。
フィルター除去による色調の変化（赤かぶりなど）もホワイトバランスの調整でかなり対応出来るようになりました。
残る問題点は赤色の発色で、近赤外域まで感度を拡大すると赤〜近赤外域の色彩がピンク色となり、こればかりはホワイトバランスの調整でも改善されません。
そのため 780nm や 750nm で波長をカットオフして少しでもスプライトの赤が再現出来るように試行錯誤を繰り返しています。今回は GH5s ２台にカットオフ 780nm の長波長カットフィルターを装着して撮影してみました。
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Tokyo8 の AHDカメラでも数イベント撮れていました。