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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Sat Feb 19, 2022 10:30 pm 記事の件名: 2022. 2. 17 - 18 関東地方東方沖の太平洋、秋田県、新潟県でスプライト 5イベント |
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2022. 2. 17 - 18 関東地方東方沖の太平洋上空、秋田県日本海沿岸、新潟県中部でスプライト 5イベント
2022. 2. 17 前日(2/16)と同様に日本海を小さな低気圧(寒冷渦)が東進し、本州の日本海沿岸は大雪となりました。また関東地方東方の太平洋には寒気の吹き出しや低気圧による雲があり、ポツリポツリと雷が発生しました。
スプライト発生時刻 : 20:38:51 20:52:12 22:13:06 01:22:41 05:05:44
スプライト発生場所 : 関東地方東方沖の太平洋上空(3)、秋田県南部の日本海沿岸上空(1)、新潟県中部上空(1)
2/18 05:05:44 に観測されたスプライトは通常のスプライトとは形状が異なっているように見えます。
・非常に細いカラム状(ライン状?)の形状をしている。
通常のスプライトのようにテンドリル(細い根のような下部構造)やニンジンの葉っぱのような上部構造はまったく持たず、針金のような細いライン状の発光だけしかありません。太さもいつものカラム型スプライトと比べて細くなっています。
・発光が弱く、色調も青白い。
通常のスプライトよりも明らかに弱い発光です。今回は近距離(約 210km)だったためスプライトが写りましたが、もう少し遠方だったり、透明度が悪い場合は恐らく写らなかったでしょう。
また、発光自体も赤みが少なく、どちらかというと青白く写っています。同じ日に同じカメラ・レンズでキャプチャーしたスプライト 22:13:06(右側)と比べても明らかに色調が異なる事が判ります。
発光継続時間は5フレーム(約 0.08 秒)と通常のスプライトと同じでした。由来となる雷についてもう少し詳しく調べて見ようと思います。
画像とスプライトの動画(通常速度とスローモーション)を掲載します。
ITO
説明: |
2022. 2. 17 20:38:51 関東地方東方の太平洋上空で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(ローパスフィルター2枚除去)+ 長波長カットフィルター Cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95
キャロット型スプライトの集合 |
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説明: |
2022. 2. 18 05:05:44 新潟県の中部上空(左側)、秋田県南部の日本海沿岸上空(右側)で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(ローパスフィルター2枚除去)+ 長波長カットフィルター Cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95
左側のスプライト(新潟県中部上空)は非常に微弱な発光で、やや青みがかった色調をしています。形状は「カラム型スプライト」ですが、非常にシンプルな構造をしているように見えます。 |
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説明: |
スプライトの発生場所(推定)
UFO AnalyzerV2 が出力する位置情報を地図上にプロットしました。 |
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説明: |
2022. 2. 18 05:05:44 新潟県の中部上空(左側)で観測されたスプライト(動画)
前半はノーマル速度、後半は10倍スローモーションです。mp4 形式 4096x2160p 59.94fps |
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ファイル名: |
050544_N&S.mp4 |
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MAOMAO
登録日: 2018.01.15 記事: 58 所在地: 青山学院大学相模原キャンパス
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日時: Tue Feb 22, 2022 1:56 pm 記事の件名: |
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青学から同期したスプライトが一つありました。
20220217_221306_01
20220215_210737_02
20220216_211103_04
説明: |
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説明: |
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M20220215_210737_KN3_02_clicks.csv |
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99 回 |
説明: |
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ファイル名: |
M20220217_221306_KN3_01_clicks.csv |
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332 Bytes |
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説明: |
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ファイル名: |
M20220216_211103_KN3_04_clicks.csv |
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78 回 |
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Tue Feb 22, 2022 11:35 pm 記事の件名: 2022. 2. 17 22:13:06 スプライトの三角測量法による位置・高さの決定 |
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2022. 2. 17 22:13:06 スプライトの三角測量法による位置・高さの決定
2/17 22:13:06 のスプライトが MAOMAO さんと同時観測になり、clicks.csv を掲載してくれたので当方のデータで三角測量法によるスプライトの位置・高さを計算してみました。
Sprite Analyzer による計算結果は下の掲載画像をご覧下さい。
スプライトの上端の高さが両地点共 70 - 76km となり、通常よりもやや低い?数値となりました(交差角約 3 - 4°)。
しかしながら気象レーダーによる雨雲情報では発生時刻にスプライト発生場所付近に強い雨雲がある事が示されており、これによりこの計算結果は妥当であると思われます。
MAOMAO さん、データの提供をありがとうございました。
ITO
説明: |
2022. 02. 17 22:13:06 東北地方南部上空で観測されたスプライト(クリックポイント付)
今回の計算により発生場所は「山形県中部上空」と判明しました |
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説明: |
2022. 02. 17 22:13:06 Sprite Analyzer による計算結果
スプライトの上端高度(赤枠内の数値)は 70 - 76km である事を示しています。通常よりもかなり低い高度のように思います。 |
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1165 回 |
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説明: |
2022. 02. 17 22:00 日本気象協会提供の東北地方の雨雲レーダー
ちょうどスプライトが発生した場所付近に強い雨雲がある事が判ります。この雨雲で雷・スプライトが発生したのかもしれません。 |
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説明: |
2022. 02. 17 22:13:06 TK2 の clicks.csv |
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ファイル名: |
M20220217_221306_TK2_C5_clicks.csv |
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337 Bytes |
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81 回 |
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