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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12428 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Sep 15, 2023 6:38 am 記事の件名: Re: QualityのVioの設定例の質問です。 |
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ts007 wrote: | えっと、QualityのVioの設定例の質問です。今朝の2023年9月14日1時54分9秒の長経路流星の計算で、藤井さんと私の結果がVGで7kmと5kmと違っていて何が原因か考えたらVioの設定値が、私は、デフォルトの0.0で藤井さんのは、1.0での結果でした。前に司馬さんか誰かがここの値が違っていて軌道が大きくなっていたということがありましたがそこで質問です。
基本的には、0.0でとマニュアルにありますが、0.1から1.0まで動かしてしてみましたらかなり大きく変わります。
そこで、1.0では、どんな流星の時に設定すればよいのか教えて頂けると助かります。
今回のように長経路で継続時間が長いと減速が効くと思いますが理想の設定値は、いくつになるのでしょうか。いくつか具体例があれば教えてていただけると助かります。 |
Vio は 軌道計算で使用する無限遠観測速度 Vinf と 光学観測により得られたVo との差、つまり "Vo計算値に含まれていると考えられる大気減速による減速量" です。
定性的には、2つの視点があります。
第一は既に減速された部分が観測されたと考えられる場合で、観測された発光開始点高度が大気減速を無視できるような十分高い高度(80km以上とか)の場合には 0 で良く、発光開始点が低空の場合には高度やその後の減速観測量に応じて設定されるべきもの と思います。
第二は、計算された観測速度Voが経路後半部の明らかな減速部分を含む平均になっていると考えられる場合です。この場合には、流星開始部分の低速部分をフレーム毎プロット等から推定しその差を指定するのが妥当と思います。
いずれにしてもこれまでVioが詳細に研究されたことはないと思います。研究を期待しています。 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 4796 所在地: 埼玉県
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日時: Sun Sep 17, 2023 7:22 am 記事の件名: わかりました。 |
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説明ありがとうございました。わかりました。当面、低速や長経路では、*.Aファイルを見て変えてみて様子をみるようにしてみます。 |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2054 所在地: 明石市
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日時: Mon Sep 18, 2023 9:42 pm 記事の件名: Re: QualityのVioの設定例の質問です。 |
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以前は、ミスのご指摘ありがとうございます。
その後、個々の流星については何とも言えませんが、統計的には次の数値を基本にしています。低速の木星族では0.5くらい、高速のHalleyタイプ、長周期では0.3辺りです。この数値はPerやOriの母天体の周期とおよそ合致する、軌道共鳴群の軌道周期がだいたい合理的になるという点で採用しています。
SonotaCo wrote: | ts007 wrote: | えっと、QualityのVioの設定例の質問です。今朝の2023年9月14日1時54分9秒の長経路流星の計算で、藤井さんと私の結果がVGで7kmと5kmと違っていて何が原因か考えたらVioの設定値が、私は、デフォルトの0.0で藤井さんのは、1.0での結果でした。前に司馬さんか誰かがここの値が違っていて軌道が大きくなっていたということがありましたがそこで質問です。
基本的には、0.0でとマニュアルにありますが、0.1から1.0まで動かしてしてみましたらかなり大きく変わります。
そこで、1.0では、どんな流星の時に設定すればよいのか教えて頂けると助かります。
今回のように長経路で継続時間が長いと減速が効くと思いますが理想の設定値は、いくつになるのでしょうか。いくつか具体例があれば教えてていただけると助かります。 |
Vio は 軌道計算で使用する無限遠観測速度 Vinf と 光学観測により得られたVo との差、つまり "Vo計算値に含まれていると考えられる大気減速による減速量" です。
定性的には、2つの視点があります。
第一は既に減速された部分が観測されたと考えられる場合で、観測された発光開始点高度が大気減速を無視できるような十分高い高度(80km以上とか)の場合には 0 で良く、発光開始点が低空の場合には高度やその後の減速観測量に応じて設定されるべきもの と思います。
第二は、計算された観測速度Voが経路後半部の明らかな減速部分を含む平均になっていると考えられる場合です。この場合には、流星開始部分の低速部分をフレーム毎プロット等から推定しその差を指定するのが妥当と思います。
いずれにしてもこれまでVioが詳細に研究されたことはないと思います。研究を期待しています。 |
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