ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Wed Dec 28, 2022 11:06 pm 記事の件名: 2022. 12. 25 - 26 関東地方南方〜房総半島東南の太平洋上空でスプライト 10イベント |
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2022. 12. 25 - 26 関東地方南方〜房総半島東南の太平洋上空でスプライト 10イベント
2022. 12. 25 日本付近は強い冬型気圧配置となり、日本海沿岸では雪となりましたが、雷はほとんど発生せず。
その代わりに寒気の吹き出しにより太平洋岸で雲が発生し、そこで雷が発生しました。その中でスプライト10イベントが観測されました。
発生時刻: 20:46:51 22:43:32 23:17:11 23:35:18 23:45:28 01:07:09 01:39:04 01:50:31 01:54:49 02:16:56
発生場所: 関東地方南方〜房総半島東南の太平洋上空
冬季によく見る事が出来る関東地方南方海上の帯状の雲は「駿河湾収束帯」「房総半島収束帯」と呼ばれ、季節風の吹き出しによって発生した前線によるものです(気象庁レーダー画像参照)。
日本列島を迂回した二方向からの季節風がその辺りでぶつかって前線が出来、上昇気流の強さによって雷が発生するとの事。
12/25 は季節風の吹き出しが西日本側に偏り、そのため季節風の分岐が大きくなって太平洋岸での多くの収束帯が出来たとか・・・・
冬の強い季節風はいろいろやってくれるのですね。
ITO
説明: |
2022.12.25 22:43:33 伊豆半島南方の太平洋上空で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95
冬季に多い「カラム型スプライト」主体の集合体です。 |
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説明: |
2022.12.26 01:39:04 房総半島東南の太平洋上空で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95
スプライトの発生場所である「スプライト・ヘイロー(Sprite Halo)」がスプライトの上空に映っています。
スプライト・ヘイローでスプライトが発生し、そこから上下にグローやストリーマーが進展して写真のようなスプライトが形成されるとの事。 |
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説明: |
2022.12.26 02:16:56 房総半島東南の太平洋上空で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95
「カラム型スプライト」主体の集合体とその上部にエルブス(Elves)が出現しています。 |
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説明: |
スプライトの発生場所(推定)
UFO AnalyzerV4 が出力した位置情報を地図上にプロットしました。 |
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説明: |
気象庁発表の気象レーダー 2022年12月25日 21:00 関東地方
駿河湾〜房総半島沖で発生する収束帯(例)
駿河湾から房総半島南方に寒気の吹き出しによる「収束帯」が何本も発生しています。これらの収束帯はこの後さらに発達して雷・スプライトを発生させました。 |
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