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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2723 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Mon Jan 16, 2023 2:56 pm 記事の件名: 並行(分裂?)流星 |
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ここ3日ほど室生観測所での約1か月分の観測データの測定をおこなっていました。やっとこさα7s・85mmとワテック6mmは終了して残すはGigE4mmのみです。
α7s・85mm観測分の中で、並行流星(というか分裂流星というべきか?)が3個ありました。12月14/15日の1夜に2個あり、これはかなり珍しい?です。測定した(見直した)流星約4,000個です。
(1) 2022年12月14日23時01分27秒 4.3等 継続時間 0.684秒
(2) 2022年12月15日05時04分30秒 3.3等 継続時間 0.617秒
(3) 2022年12月19日18時38分14秒 4.9等 継続時間 0.617秒
α7s FD85mm F1.2 FHD60p 北東方向
3個とも流星も途中から二つの流星になり離れていくという形状です。どこでいつどのように分離したのか(分裂という感じではない?)不明です。
(1),(2),(3)とも今回の見直・測定のときに流星(ピークホールド静止画)の形状に違和感があったので並行・分裂に気が付きました。
室生の画像は、撮影直後か翌日には一応チェックしているのですが(流星以外の画像を消去する、ssdからHDDにデータを移す)、その時には気が付きませんでした。
(2)は、大阪市の自宅屋上のα7s・85mmでも撮影できていましたが、よく見ると経路後半で分離しているようにも見えますが、光量不足?で明瞭ではありません。
大阪では、光度:3.5等 継続時間:0.267秒でした。
同時流星としての計算結果は、室生のデータからは、発光点高度:96.3km、消滅点高度:85.4km、観測速度29.0km/s、経路長:17.9km、大阪市のデータからは、発光点高度:94.9km、消滅点高度:90.2km、観測速度29.1km/s、経路長:7.8kmとなっています。
説明: |
2022年12月14日23時01分27秒
α7s FD85mm F1.2 FHD60p ピークホールド(縮小50%) |
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ファイルサイズ: |
109.16 KB |
閲覧数: |
1878 回 |
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説明: |
2022年12月15日05時04分30秒 室生
α7s FD85mm F1.2 FHD60p ピークホールド(縮小50%) |
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ファイルサイズ: |
88.97 KB |
閲覧数: |
1878 回 |
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説明: |
2022年12月15日05時04分30秒 大阪
α7s FD85mm F1.2 FHD60p ピークホールド(縮小50%)
流星のすぐ上に拡大図を張り付けてあります |
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ファイルサイズ: |
71.08 KB |
閲覧数: |
1878 回 |
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説明: |
2022年12月19日18時38分14秒
α7s FD85mm F1.2 FHD60p ピークホールド(縮小50%) |
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ファイルサイズ: |
111.82 KB |
閲覧数: |
1878 回 |
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説明: |
2022年12月14日23時01分27秒
α7s FD85mm F1.2 FHD60p |
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ダウンロード |
ファイル名: |
M20221214_230127_JPNARA03_85_2.mp4 |
ファイルサイズ: |
1.87 MB |
ダウンロード回数: |
90 回 |
説明: |
2022年12月15日05時04分30秒 室生
α7s FD85mm F1.2 FHD60p 動画 |
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ダウンロード |
ファイル名: |
M20221215_050430_JPNARA03_85_2.mp4 |
ファイルサイズ: |
5.15 MB |
ダウンロード回数: |
97 回 |
説明: |
2022年12月15日05時04分30秒 大阪
α7s FD85mm F1.2 FHD60p 動画 |
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ダウンロード |
ファイル名: |
M20221215_050430_JPOsaka04_85_2.mp4 |
ファイルサイズ: |
1.68 MB |
ダウンロード回数: |
77 回 |
説明: |
2022年12月19日18時38分14秒
α7s FD85mm F1.2 FHD60p 動画 |
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ダウンロード |
ファイル名: |
M20221219_183814JPNARA03_85_2.mp4 |
ファイルサイズ: |
2.86 MB |
ダウンロード回数: |
76 回 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Jan 18, 2023 8:58 pm 記事の件名: |
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藤原さんへ
前田です。
おもしろいクリップありがとうございます。
明らかに平行に飛んでいるのと、???と思うのとありますね。
まとまって撮れたのも気になります。
念のため、カメラのハウジングのウインドウや、プロテクトフィルターの有無などレンズから流星までにあるものを教えてもらえますか。
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2723 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Wed Jan 18, 2023 11:56 pm 記事の件名: |
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前田さん、興味を持っていただきましてありがとうございます。
> 念のため、カメラのハウジングのウインドウや、プロテクトフィルターの有無などレンズから流星までにあるものを教えてもらえますか。
カメラは2台とも同じハウジングに入っています。レンズフィルターは付けていません。ハウジングの窓にはガラス板(光学ガラスではなく、M社の通販で購入したものです)が付いています。
2021年の流星会議のときのスライド(の中の1枚)を示します。レンズの先端とハウジングのガラスとの距離は2cmもないように思います(きちきちで収まっている)。
ハウジングはいつも大変お世話になっているIさんの設計製作です。自宅のα7sは、ハウジングが故障したときにカメラ三脚で運用していたので、何回か雨で濡らしてしまい
動作しなくなったのですが、これまたIさんに分解・掃除?していただき何とか復活しました(ネジが3個ほど余り?ましたが)。
分裂とか崩壊とかの個別に特徴のある流星をちゃんと収集して整理しておければとは思っているのですが、なかなか実行に移せていません。
説明: |
写真は自宅屋上のα7s・85mmですが、室生観測所に設置しているα7s・85mmもまったく同じハウジングに入っています。 |
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ファイルサイズ: |
199.28 KB |
閲覧数: |
1750 回 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jan 21, 2023 10:37 am 記事の件名: |
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藤原さんへ
前田です。
詳しい解説ありがとうございます。
ウインドウが普通のガラスというのは少し怪しいですが、市販のハウジングも皆
そうですからね。
平行流星は貴重なので、気が付いたらアップしていけばよいと思っています。
特にFHD以上の解像度では。
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