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[ITO]

2023.11. 17 - 11. 18 　本州の日本海沿岸でスプライト等　７６イベント

2023.11. 17 北海道の西にある低気圧からのびる寒冷前線が日本海を南下。それに向かって強い寒気も流入して日本海のあちらこちらで雨雲が発達しました。
特に中国地方の日本海沿岸から北陸地方、東北地方南部の日本海沿岸地域まで非常に広い範囲では落雷が発生し、11/17 夜から 11/18 朝まで長時間に渡って活発に発雷しました。
そんな中、スプライト７４イベント、エルブス（単独）２イベントが観測されました。

発生時刻：
21:02:14　　21:03:54　　21:36:09　　21:41:10　　21:44:25　　22:20:53　　22:46:00　　22:49:01　　22:56:09　　22:58:58　　23:04:09　　23:05:47
23:10:03　　23:20:04　　23:29:21　　23:31:36　　23:42:11　　23:42:59　　23:44:44　　23:48:27　　23:49:03　　23:50:05　　23:52:40　　23:55:22
00:03:19　　00:07:14　　00:10:48　　00:10:54　　00:14:02　　00:20:52　　00:24:28　　00:26:10　　00:28:42　　00:30:35　　00:34:31　　00:42:07
00:49:15　　00:50:34　　01:11:45　　01:17:27　　01:37:17　　01:45:29　　01:50:00　　01:59:37　　02:22:49　　02:35:17　　02:24:52　　02:28:37
02:29:04　　02:34:24　　02:34:30　　02:56:36　　02:57:28　　03:08:32　　03:12:29　　03:18:06　　03:19:24　　03:20:27　　03:26:50　　03:29:08
03:31:57　　03:36:51　　03:39:40　　03:41:09　　03:48:58　　03:50:25　　03:57:46　　04:02:41　　04:10:08　　04:13:57　　04:14:22　　04:18:35
04:21:59　　04:28:39　　04:36:04　　04:42:05　　04:56:55

発生場所：　本州の日本海沿岸の広い範囲（島根県〜秋田県）

最近はスプライトの大量キャプチャーが続いています。スプライト発生には電流値の大きな（正極性の）落雷が必要ですが、そのためには活発な対流のある雷雲が必要です。
今回のように非常に強い流入寒気と日本上空にある暖気がぶつかりあった状況はスプライトの発生には理想的だったようです。
季節風に乗って来襲する雪雲上で発生する「冬季スプライトシーズン」の開幕ももうすぐです。待ち遠しいですね。
ITO

[bs-soma]

2023.11. 17 - 11. 18 　本州の日本海沿岸でスプライト
遠いところで雷がかなり光っていました

[hkawa]

17-18日の同時観測がありました。
23:44:44、23:52:40、23:55:22、00:10:54、00:20:52、00:49:15、00:50:34、01:11:45

H1 80kmの推定位置図、AHDカメラ画像（一部切り出し）です。