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[上田昌良]

今年発見された西村彗星(c/2023 P1)がうみへび座σ流星群(HYD)の母彗星ではとの指摘があった。西村彗星の近日点通過は2023年9月18日UT)で周期が433年という長周期だと発表されている(JPL)。
母彗星が帰ってくればHYDの出現が活発になるのではと期待したが、今日現在の当ネットワークへの報告から同時流星で調べてみると、2022年よりも日々の出現数（散在との比率)が少なかった。今年の出現は多くないのである。
ちょっと、意外な結果がでている、まだ暫定値であり、今後もようすをみていきたい。

蛇足ながら、
うみへび座σ流星群(HYD)と西村彗星からの輻射点の予報位置

西村彗星(c/2023 P1)関連の流星輻射点（長谷川先生の理論式より）
予報日：太陽黄経 251.4°（12月4日）
????? 輻射点　α：120.5°
????? 　　　　δ：+5.6°(J2000.0)
????? 　　　　地心速度VG：59.2km/s

上記に対応するHYDの輻射点位置(当ネットワーク10年間のデータより)
　　太陽黄経　251.4°
?　　 輻射点　α：122.0°
????? 　　　　δ：+3.3°(J2000.0)
????? 　　　　地心速度VG：59.3km/s
よくにてますね、母彗星と確定してもいいのでは、