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MRaDDownloaderはSonotaCo Networkによって観測された日々の流星軌道速報情報(MRaD)のダウンロードツールです。
Windows10またはWindows11 64bit版上で動作します。指定urlからのダウンロードのみで他の情報転送やアップロードはありません。
スケジュール設定によりローカルPC上へ最新の観測結果を自動ダウンロードすることができます。

2025年1月時点の公開MRaDのアドレスおよび公開内容は以下です。
-- 公開MRadディレクトリ: "https://sonotaco.jp/mrad"

-- 公開内容(以下の各ファイルがzip圧縮されており、転送対象タイムスタンプリストとともに格納されています)

--- MRaD形式 流星軌道情報 MRaDyyyy.csv
---- 最近の観測結果の速報値で当該年の1/1日夜からの観測結果が含まており、観測報告に応じて日々3時(utc)頃に更新されます。
---- 単点観測の組み合わ選択による誤差最小化処理(*2)はなされていません。
---- 1年分で10-20MB程です。

--- SNMv3形式 流星軌道情報 _U2_yyyy*S.csv
---- 2007年から2023年までの観測結果(17ファイル)で、IAU-MDCにて公開さている内容(*1)と同一です。
---- 各流星につき、単点観測の組み合わ選択による誤差最小化処理がなされてます
---- 17年分のcsvファイルで合計 167MB です(初回の動作時に全て自動的にダウンロードされます)。
---- 毎年4月に前年分のファイルが作成され、10-20MB程度増加します。

【使用法】
準備:
0. 使用PCがインタネット接続されていること("https://sonotaco.jp" のwebページが閲覧可能なこと)を確認してください。
1. Microsoft社のVisual C++再配布可能パッケージ VC_redistx64.exe がインストールこれていない場合には
これを入手してインストールしておいてください(UA4等がすでに動作している場合には必要ありません。VC_redistx64.exeは UA4のパッケージにも含まれています)。
2. PC上にUFOシリーズ用ディレクトリを作成してください(C:\UFOを推奨します)。
3. SonotaCo Network Forum ソフトウエア会議室(以下のこのトピック)から MRaDDownloaderxxx.zipをダウンロードしてください。
4. ダウンロードしたパッケージを解凍し、作成されたMRaDDownloaderディレクリを2のディレクトリに配置してください。
5. MRaDDownloaderディレクリ内のMRaDDownloaderのプロパティをエクスプローラの右クリックで開き、実行を許可してください。
6. 2の下に流星情報格納用のMRaDディレクトリを作成してください(C:\UFO\MRaDを推奨します)。
設定
7. MRaDDownloader.exeを起動し、 "local MRaD dir"欄右の"..."をクリックして6で作成したMRaDディクトリを指定してください。
8. ウィンド右上の"×"をクリックして一度終了します。
実行
9. MRaDDownloader.exeを起動してlocal MRaD dirが正しく表示されていることを確認してください。
10. "Synchronize" ボタンを押下すると local MRaD dir内ファイルより新しいデータファイルがサーバー上にある場合、それがダウンロードされます。
(初回は 18個程のzipファイルを連続ダウンロードし、自動解凍するので1GB回線で数分程の処理時間がかかります)
11 以降、任意の時点で"Synchronize" ボタンを押下することにより、MRaDディレクトリの内容を最新に更新することができます。
12. 必要ならScheduleチェックボックスをオンにし、希望時刻をH Mに設定して起動状態で放置することにより、毎日自動的に更新分がダウンロードされます。

(*1) IAU MDC Database - SonotaCo
https://ceres.ta3.sk/iaumdcdb/home/PDA/SNMv3
-ref-
SonotaCo (2009). “A meteor shower catalog based on video observations in 2007..2008”. WGN, Journal of the International Meteor Organization, 37:2, 55..62.
SonotaCo (2016). “Observation error propagation on video meteor orbit determination”. WGN, Journal of the International Meteor Organization, 44:2, 42..5.
(*2) SonotaCo (2017). “Exhaustive error computation on 3 or more simultaneous meteor observations”. WGN, Journal of the International Meteor Organization, 45:5, 95..97.
SonotaCo, T. Masuzawa, T. Sekiguchi, T. Miyoshi, Y. Fujiwara, K. Maeda, S. Uehara (2021): "SNMv3: A Meteor Data Set for Meteor Shower Analysis" WGN, the Journal of the IMO, 49:3,64..70.