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2010年2月19日 05h42m57s 低速流星

 
新しいトピックを投稿   トピックに返信    SonotaCo.JP Forum Index -> 流星談話室 (Meteors)
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投稿者 メッセージ
司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2526
所在地: 明石市

記事日時: Fri Feb 19, 2010 9:40 pm    記事の件名: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

明け方に、低速の流星が出現しました。比較星はほとんどありません。


M20100219_054257_Hyogo3_1P.jpg
 説明:
-1.8等、継続時間2.8秒(以上)
 ファイルサイズ:  17.21 KB
 閲覧数:  15136 回

M20100219_054257_Hyogo3_1P.jpg


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3295
所在地: 大阪府

記事日時: Fri Feb 19, 2010 10:43 pm    記事の件名: Re:2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

こちら(大阪府羽曳野市)でも写っていました。雲を通しての映像です。
動画では、チカチカと明減をくりかえしています。

詳細な速度、軌道を計算しましょう。
例によって、この流星のM*****A.XMLファイルを下さい。



M20100219_054258_Osaka03_6mP.jpg
 説明:
6mmレンズで撮影
 ファイルサイズ:  36.65 KB
 閲覧数:  15122 回

M20100219_054258_Osaka03_6mP.jpg


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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4880
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sat Feb 20, 2010 1:20 am    記事の件名: こちらでも写っていました。 引用付きで返信

比較星もじゅうぶんあります。
伊勢湾上空に出現したようです。



M20100219_054258_osaka01_02P.JPG
 説明:
12mmで発光点側のみです。
 ファイルサイズ:  21.89 KB
 閲覧数:  15104 回

M20100219_054258_osaka01_02P.JPG


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INOUE



登録日: 2006.02.09
記事: 4744
所在地: 東京都八王子市

記事日時: Sat Feb 20, 2010 6:59 am    記事の件名: Re:2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

比較星が少なく、精度は出てないと思います。


M20100219_054257_KN1_WP.jpg
 説明:
WAT-100N+CBCF0.8f6mm
 ファイルサイズ:  26.13 KB
 閲覧数:  15089 回

M20100219_054257_KN1_WP.jpg



M20100219_054257_KN1_WA.XML
 説明:
XMLファイルです

ダウンロード
 ファイル名:  M20100219_054257_KN1_WA.XML
 ファイルサイズ:  27.18 KB
 ダウンロード回数:  691 回

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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3295
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Feb 20, 2010 8:22 am    記事の件名: Re:2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

Inoueさん、
XMLファイルダウンロードさせていただきました。軌道計算に使わせていただきます。
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ada



登録日: 2007.04.30
記事: 515
所在地: 千葉県千葉市

記事日時: Sat Feb 20, 2010 10:01 am    記事の件名: Re:2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

2台のカメラの境目、それも隅っこにですが写りました。


M20100219_054258_Chiba2_#3P.jpg
 説明:
西向きカメラ 6mm
 ファイルサイズ:  22.12 KB
 閲覧数:  15052 回

M20100219_054258_Chiba2_#3P.jpg



M20100219_054259_Chiba2_#2P.jpg
 説明:
南西向きカメラ 6mm
 ファイルサイズ:  15.95 KB
 閲覧数:  15052 回

M20100219_054259_Chiba2_#2P.jpg


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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4880
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sun Feb 21, 2010 4:49 am    記事の件名: 昔でいうところのβLeo群ですね 引用付きで返信

上田さんに詳細な軌道計算をしていただけると思いますが、
現時点のCSVに基づく計算です。
観測指針等で「βLeo群」とされてきたもので、アンチヘリオンですね。
周辺に類似の輻射点が散見されます。
45kmという結構な低空まで進入しています。



B20100217_RMAP_Rg.PNG
 説明:
輻射点図
 ファイルサイズ:  20.07 KB
 閲覧数:  14993 回

B20100217_RMAP_Rg.PNG



B20100219_054257GMAP.PNG
 説明:
地上経路図
 ファイルサイズ:  70.19 KB
 閲覧数:  14993 回

B20100219_054257GMAP.PNG



B20100219_054257OMAP.PNG
 説明:
軌道図
 ファイルサイズ:  21.96 KB
 閲覧数:  14993 回

B20100219_054257OMAP.PNG



M20100219_054258_osaka01_02.txt
 説明:
M*.txtです。

ダウンロード
 ファイル名:  M20100219_054258_osaka01_02.txt
 ファイルサイズ:  35.42 KB
 ダウンロード回数:  574 回

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masuzawa



登録日: 2005.04.09
記事: 3983
所在地: SHIOJIRI

記事日時: Sun Feb 21, 2010 7:53 am    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

長野からは、トリガはかかったものの動画の記録に失敗していて、データはありません。
05:00:41 にも名古屋上空で、同じくらいの火球が同時になっています。



M20100219_054257_Nagano1_m2P.jpg
 説明:
静止画は撮れています。
 ファイルサイズ:  16.06 KB
 閲覧数:  14987 回

M20100219_054257_Nagano1_m2P.jpg


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Nakai



登録日: 2006.11.11
記事: 974
所在地: Saitama City, Saitama

記事日時: Sun Feb 21, 2010 9:07 am    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

司馬康生 wrote:
明け方に、低速の流星が出現しました。比較星はほとんどありません。

埼玉からの画像ですが、曇の影響がでそうです。



M20100219_054257_ST4_W1P.jpg
 説明:
2010年2月19日 05h42m57s 低速流星
 ファイルサイズ:  13.97 KB
 閲覧数:  14972 回

M20100219_054257_ST4_W1P.jpg


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3295
所在地: 大阪府

記事日時: Sun Feb 21, 2010 11:23 am    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

現時点で、この流星は8カ所で同時撮影されています。(すごい)
このことをみましても、本ネットワクの充実ぶりがうかがえます。
すばらしいですね、そして、データの発表が早い、これが郵便にたよっていた時代と
大きく異なる情報伝達のスピードの違いです。

XMLファイルを提供していただきました皆さん、ありがとうございました。


「βLeo群」に属しているとは、驚きです。本当に「βLeo群」てあったんですね。
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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4880
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sun Feb 21, 2010 1:44 pm    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

上田昌良 wrote:

「βLeo群」に属しているとは、驚きです。本当に「βLeo群」てあったんですね。


もう少し期間を長くして2月1日からの輻射点分布を見てみました。
λ-λ◎で見ると、λ-λ◎=200°付近に直径15度くらいの集中のない輻射域があります。
アンチヘリオンよりはやや東よりで速度も35-40km/s程度でやや速いです。
軌道のタイプとしては、みずがめδ群のようなマースデン・サングレーザーに近いものです。
βLeo群という群と認められるかどうかは疑問ですが、輻射域が存在しているのは事実で、当時の眼視観測者が幻覚流星を見ていなかったことだけは確かです。



B20100201_RMAP_Sg.PNG
 説明:
2010年2月の輻射点図
 ファイルサイズ:  27.99 KB
 閲覧数:  14933 回

B20100201_RMAP_Sg.PNG


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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4880
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sun Feb 21, 2010 2:22 pm    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

さぎたりうす wrote:
上田昌良 wrote:

「βLeo群」に属しているとは、驚きです。本当に「βLeo群」てあったんですね。


軌道のタイプとしては、みずがめδ群のようなマースデン・サングレーザーに近いものです。


適当なことを書いてしまいましたが、少し興味がわいてきたので、調べてみました。
この群の軌道というのは、8月に活動するbPi(うお座β群=みずがめδ北群NDA)を180度反転させたような軌道をしていますね。
母彗星は別でしょうが、同じような成因の流星群で、それがさらに拡散したものかもしれません。



B20101130_RMAP.PNG
 説明:
輻射点図
半年ずれているので、ちょうど反対側です。
 ファイルサイズ:  19.74 KB
 閲覧数:  14919 回

B20101130_RMAP.PNG



B20101130_RMAP_L-Ls.PNG
 説明:
L-Lsで重ねたもの。
ぴったり重なります。
 ファイルサイズ:  14.62 KB
 閲覧数:  14919 回

B20101130_RMAP_L-Ls.PNG



UR20101130OM.PNG
 説明:
軌道図。太陽をはさんで対象形です。上側が2月しし群、下が8月みずがめ群。白が今回の流星。
 ファイルサイズ:  29.63 KB
 閲覧数:  14919 回

UR20101130OM.PNG


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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4880
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sun Feb 21, 2010 4:41 pm    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 引用付きで返信

さぎたりうす wrote:

適当なことを書いてしまいましたが、少し興味がわいてきたので、調べてみました。
この群の軌道というのは、8月に活動するbPi(うお座β群=みずがめδ北群NDA)を180度反転させたような軌道をしていますね。
母彗星は別でしょうが、同じような成因の流星群で、それがさらに拡散したものかもしれません。


しぶんぎ群、6月おひつじ群(昼間群)、みずがめδ南群を同一の母天体から分裂したものとみる「しぶんぎ複合群(マクホルツ複合群)」という考え方がありますが、これに関する論文でWiegertとBrownのThe Quadrantid meteoroid complexというのがICARUSに出ており、ネットでも読むことができます。

http://aquarid.physics.uwo.ca/~pbrown/quads.pdf

この論文の中にしぶんぎ群の母天体とされる2003EH1の過去25000年間の軌道を遡った計算がされており、ωとe、iのそれぞれの関係が、関連群ではその過去の軌道の値と重なるとされています。(時間がないので、論文の内容をしっかり読めてません。間違ったことを書いていたらどなたか指摘願います)
そこに2月に入ってしし座東部で観測された流星の値を重ねてみると、割とよく一致します。といって、これは下衆の勘繰りで、しぶんぎ複合群だというのは拙速すぎますが、時間がある方、研究してみませんか?
だんだん、もとの火球の話題から外れてきたので、このへんでやめにしときます。 Cool



βLeo.png
 説明:
論文p153のFig.15とp154のFig.16に重ねてみました。
 ファイルサイズ:  60.08 KB
 閲覧数:  14903 回

βLeo.png


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3295
所在地: 大阪府

記事日時: Tue Feb 23, 2010 4:58 pm    記事の件名: Re: 2010年2月19日 05h42m57s 低速流星 (まとめ) 引用付きで返信

この同時流星のまとめを さぎたりうす さんがされていますので、そちらを参照ください。
私の方でも、まとめをしてみました。

2010年2月19日5:42:57JST出現の同時流星、-3.4等
報告:上田 昌良

1.はじめに
 この同時流星は、8カ所で撮影されていた。はじめは低速の流星とのことであったが、大気圏突入時の初速が38.5km/sと中速度であったことがわかった。明け方には、地球と正面衝突する高速の流星が多いのであるため、今回の流星は遅く感じたものであった。この同時流星は、しし座β流星群(2月中旬、α180°δ+15°、天文回報No.631)に属するものであるという指摘がさぎたりうす氏よりあった。中速で、継続時間が2.85秒もあったことから、大気による速度減速が期待できるものであった。
2.飛行実経路
 この流星は、先にも述べたが、8カ所で撮影されていた。計算の結果、発光点(写り始めの点)は三重県津市上空の97.9km(司馬氏)で、最大絶対光度は-3.4等に達した。消滅点(写り終わり)は、三重県伊良湖岬、田原市の上空44.7km(Inoue氏)であった。継続時間が2.85秒と長かったが、実経路長は102kmであった。突入角は30°でかなり低空まで達した。消滅点の高さが44.7kmの上空であることから隕石の落下はないと考えた。この流星の一番近い観測地は、岡本氏(愛知県)で流星経路の最大光度点より観測地までの距離は98kmであった。最も遠かったのはada氏の327kmであった。
3.輻射点
 今回の同時流星の2地点の組み合わせによる視輻射点を、「同時流星の天球上の交差角(Q)と視輻射点」の表にしめした。視輻射点の決定は、天球上の交差角が大きく(90°)なる組み合わせがよいのである。しかし、Q=8.9°と小さき値であっても、流星の経路長が長い・フレーム数が多い組み合わせでは精度良く求まっている。今回の修正輻射点はα174.5°δ+9.7°であった。今回の同時流星は先にも述べたが、しし座β流星群に属するものであるとの指摘があった(さぎたりうす氏)。同氏によるとしし座β流星群の輻射点域はひろいとのことである。
4.速度
 この同時流星は、継続時間が長く、突入角も30°あり、速度の減速がえられた。図の「速度の減速」にしめしたように、突入時の速度(大気圏外速度V∞)が38.5km/sであった。これから地心速度Vgは37.2km/sとなる。消滅点での速度は23.7km/sまで減速していた。これは、Nakai氏と司馬氏のデータの組み合わせから各フレームごとの速度を求めたものである。図にはNakai氏の撮影した流星を使ったもので、みごとな減速が得られた。「高さと速度の変化」の図には主たる組み合わせの各フレームごとの速度をプロットした。ここでも全体的に速度の減速がみられる。
5.質量
 「撮影の状況」の表から、流星が雲に隠されていなくて、全経路が写っているInoue氏の光度曲線を「高さと速度の変化」の図中、+の赤色でしめした。よく見ると高さ62km付近より4回ほど増光を繰り返している。雲を通して流星が写った観測地では、流星の光度決定が雲にじゃまされてうまく決まっていない場合がある。測光質量は、Inoue氏の撮影データより9gとなった。
6.謝辞 
 この流星は8カ所で撮影された同時流星であった。撮影流星データの提供をしていただ皆さんには、ここに感謝の意を表します。  



撮影状況2010 02 19.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  53.4 KB
 閲覧数:  14807 回

撮影状況2010 02 19.jpg



交差角と視輻射点2010 02 19.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  43.75 KB
 閲覧数:  14807 回

交差角と視輻射点2010 02 19.jpg



軌道要素2010 02 19.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  74.34 KB
 閲覧数:  14805 回

軌道要素2010 02 19.jpg



M10027V.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  90.69 KB
 閲覧数:  14805 回

M10027V.jpg



M10021-028HVM.jpg
 説明:
 ファイルサイズ:  59.05 KB
 閲覧数:  14805 回

M10021-028HVM.jpg


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2927
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Thu Feb 25, 2010 10:30 pm    記事の件名: きれいな結果ですね 引用付きで返信

宮崎の前田です。
上田さんきれいなグラフありがとうございます。
1点1点が見やすいので、少し考えました。
フィールド(1/60s)間隔で速度を計算されているせいで速度のばらつきが
大きいのかと思いましたが、そうでもないようですね。でも、速度のぎざぎざの周期(今回
の例では、3から4)は明らかに感じます。これは、走査線の間隔と流星の見かけの走査線を
横切る速度がある比になった時にぎざぎさの周期が決まるのではないかと思いました。
流星経路が今回のように十分長いとフーリエ変換して、周期を消すとか
できるのかもしれませんが、経路が短いときはこの効果が大きくききそうで、既知の群で、
継続時間と速度のバラツキの関係など押さえて置く必要があるのかなと感じたりしました。

それに対して、光度の方は割となめらかですね。これは、流星が一定時間に発光する
光の量はあまり変わらないので、ピクセルで積分して馴らせば走査線が1本おき
の効果は影響が無いとみれます。
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