SonotaCo.JP

[上田昌良]

表題の火球を司馬さんが捉えたと記述しておられます（別のトピック）。
こちら（大阪府）でも捉えていました。-3.2等でMON群で痕が残っています。
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司馬さん、この火球の痕の高さを求めて見たく思いますので、動画や静止画など一式をUSBメモリにコピーして当方宛送っていただけませんか。

年末でお忙しいと思いますので、時間のあるときにお願いします。
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（できるだけオープンでやっていますので、このようなやり取りも公開しています）

[INOUE]

こちらでもカラーカメラで全経路捉えていました。

[上田昌良]

INOUEさん、
この火球のAnalyzerV2で処理後の次のファイルを提供していただけませんか。
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UFOAnalyzerV2で処理しますと、その動画の入っているホルダーに
M*****A.XMLファイルができています。そのファイルには、
測定しました流星の各フレームごとの位置・光度が保存されています。
このM*****A.XMLファイルを送信してください。
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送付先：上田　昌良
E-mail:　ueda(AT)meteor.chicappa.jp
送信するときには(AT)を@に置き換えてご使用ください。
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この火球の軌道を出して、痕の高さを求めてみたいと思っています。

[INOUE]

西向きの観測用白黒カメラ（W)のデータを添付します。増光部分は解析できませんでした。

[上田昌良]

Inoueさん、
M20111225_004227_KN1_WA.XMLダウンロードしました。ありがとうございました。
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こちらのカラーカメラの画像を掲載します。流星の色はほとんど付いていません。白く飛んでしまっています。

[司馬康生]

了解です。
明日ポストに入れます。
カラーでは痕の色はやや緑っぽいような気がしますが、ふたご群の痕に近い感覚なのでしょうか。

[masuzawa]

分析は明日になります。
データを上田さんに送りますね。

[上田昌良]

12月いっかくじゅう座流星群(MON)の火球の痕
報告：上田　昌良
2011年12月25日0:43:57JSTに出現した絶対光度-9.7等の火球が5カ所で撮影されていた。そのうち次の諸氏よりデータ等の提供を受けた。
Inoue(M11053)、Masuzawa(M11054)、司馬康生(M11055)、上田昌良(M11056)
この火球に伴う痕の出現していた高さを求めてみた。このためにはさらに、流星の痕の写っている動画からその位置を直接測定する必要があった。ここで、痕とは、火球本体が消えても残っている光跡とした。今回は、上田の所で写った痕の高さを採用した。司馬さんの所で撮影された痕は、高さ85.9 kmから79.3 km、痕の実経路長が7.6 kmであった。司馬さんの撮影地から痕までの直線距離は245kmと上田の所より遠かったため、85.9 kmより高い所の痕が写らなかったのであろう。
計算の結果、痕の位置と高さ(M11056)
λ__________φ_________ h__________Range
137.479____ 34.873_____ 87.2 _______194.8
137.470____ 34.926_____ 75.7_______ 190.3
痕の実経路長は、13.0 kmであった。そして、痕全体の明るさは-2.5 等であった。また、高さと絶対光度の図から、火球の明るさが急増した高さから痕が残っていたことがわかる。
今回の火球は、12月いっかくじゅう座流星群(Dec. Monocerotids、MON)の活動末期に現れたものである。修正輻射点位置は、α= 110.4°δ= -7.9°Vg= 41.5km/sであった。
この火球のデータを提供していただきました皆さんにはあらためましてお礼を申し上げます。