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メッセージ |
ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Wed Oct 24, 2012 3:03 pm 記事の件名: UFOAnalyzerとUFOOrbitについて質問です |
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先日した質問に対する迅速、丁寧な解答ありがとうございました。返答をいただき解析も無事に進んでおります。また疑問点が出てきたのでよろしければお答えいただけるとありがたいです。
質問:
今回卒業論文の製作にあたり、2人で流星データをとってきました。
そこでお互いの解析したデータを共有したいと思ったのですが、どこに解析済みのデータがあるのかわからないのです。Analyzeし、群判定、発光時間などすべて解析されたデータは移動できないのでしょうか?教えてください。
質問:
2人で同じデータ(1つのカメラで撮ったデータを2人のPCに取り込みました)も解析しました。その時1人はprofileを作った後all analyzeをし、もう1人は各データにシンチレーションマスク(青点を増減)を調整し、毎回magをクリックしたりした後1つずつanalyzeしていきました。結果を見比べると発光時間や流星の等級などに誤差が生じました。(誤差は両方とも0.3?1程度です。)正確さでいえば後者のやり方の方が正確だと思うのですが、Analyzerの時点で
大切なのはどこの群に判定されるかということだと思いそのまま作業を進めています。
そこで質問なのですが
・all analyzeするときに、profileさえ正しくできていれば、シンチレーションマスクのeditなどやらなくてもそれも加味して調整、判定してくれるものなのか
・等級や発光時間の誤差はどこから来るのか(私はシンチレーションマスクの数から誤差が生じているものだとおもいました)
・互いのデータは等級や発光時間での誤差はあったものの、群判定自体は一致していました。このままUFOorbitを使用するとどこら辺にこの誤差の影響が出てくるのか教えてください。
質問:
UFOAnalyzerのmagは各データ解析ごとに押さなければいけないのでしょうか?このmagを押すと毎回グラフが調整されているようなのですが、押さないでanalyzeしたものはどのようなことになりますでしょうか?
またmagのグラフの見方がわからないです。横軸と縦軸、また斜めの線とグラフの十字線の中心が何を表しているのかなどできるだけ詳しく知りたいです!
放物線のようになっているほうのグラフの意味も教えていただけるとありがたいです。
最後にUFOOrbitについてなのですがこれを使って同時流星を見つけようと思っています。ペルセウス座流星群を2地点で撮影しました。肉眼でですがほぼ同時刻に同じような流星が2つのカメラに入っているものが7つくらいありました。
ここからどうやってpair判定?していくのでしょうか。説明書にはpair選択条件とあるのですがここも初めてでいまいちよくわからないのです。
私はUFOAnalyzerでマスクを作ればそのままOrbitで取り込んだ時にすぐpairと判断されるイメージだと思っていたのですが、本当は条件を自ら絞っていき、該当する同時流星を見つけていくというイメージなのでしょうか。
以上私が現時点で思っている質問です。長文になってしまってすいません。どこかわかるところだけでもよいので皆さんからの返答お待ちしております。
私の卒業論文は毎年先輩方が同時流星の撮影を試みているのですが、UFOOrbitまで
使用できたのは今年が初めてです。なので解らないことだらけなのでこれからも質問させていただくと思いますがぜひよろしくお願いします。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13273 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 24, 2012 6:39 pm 記事の件名: Re: UFOAnalyzerとUFOOrbitについて質問です |
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| ash wrote: | 質問:
今回卒業論文の製作にあたり、2人で流星データをとってきました。
そこでお互いの解析したデータを共有したいと思ったのですが、どこに解析済みのデータがあるのかわからないのです。Analyzeし、群判定、発光時間などすべて解析されたデータは移動できないのでしょうか?教えてください。 |
質問が曖昧で、答えにくいです。
この質問には多数の答えがあります。とりあえず3つ答えを書いておきますが、
まずはできるだけ自分で調べて、何をどうしたいのかできるだけ具体的にして、
どうしてもわからない点だけ聞くようにしてくださいね。
個々の流星に関するUFOAnalyzerV2(UA2)の詳細な分析結果はキャプチャディレクトリ個々のクリップ毎にM*A.XMLに入っています。これはフレーム毎の測定座標など詳細な分析結果が入っています。その反面、これは単一観測の分析結果なので三角測量していないため、群判定はかならずしも正しくありません。
次ぎに、UA2はこの単点分析結果を三角測量に必要な種類のデータにしぼり複数流星分まとめて1つのファイルに出すことができます。これがMcsvで、このフォーラムのHub会議室で多くの観測者がデータ共有に用いている形式です。この形式はプライバシー保護の観点から観測地情報などが一部暗号化されており、UFOOrbitV2(UO2)以外での使用を想定されていません。
最後に群判定や流星の発生位置高度、軌道要素などはUO2の三角測量計算により確定します。その結果はUO2のsaveU.csvによって出力することができます。これは多数の流星分が1つのファイルに出力されるもので、http://sonotaco.jp/doc/SNM/index.html にSonotaCo Networkの過去データがこの形式で掲載されています。
| ash wrote: | 質問:
2人で同じデータ(1つのカメラで撮ったデータを2人のPCに取り込みました)も解析しました。その時1人はprofileを作った後all analyzeをし、もう1人は各データにシンチレーションマスク(青点を増減)を調整し、毎回magをクリックしたりした後1つずつanalyzeしていきました。結果を見比べると発光時間や流星の等級などに誤差が生じました。(誤差は両方とも0.3?1程度です。)正確さでいえば後者のやり方の方が正確だと思うのですが、
・・・
・all analyzeするときに、profileさえ正しくできていれば、シンチレーションマスクのeditなどやらなくてもそれも加味して調整、判定してくれるものなのか
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個々のクリップでは天候や日時によって映っている恒星の数が違います。推奨されている方法は恒星が沢山映っているクリップを使って正確なprofileを作り、カメラの方向などのセッティングを変更しない限りそのprofileを使って分析することです。カメラがしっかり固定されていればこれが一番正確な分析結果がでます。
尚、UA2のaコマンドまたはanalyze allでは比較恒星数が数個以上ある場合には az,ev,rotおよび等級パラータをその時の恒星像から自動的に調整します(マニュアルに書いてあります)。従って、正確なprofileが出来ておりある程度恒星が映ってさえいれば、常に精度の高い結果を自動的に出すことができます。
差が出るとすれば、それは元々のprofileがあまりよく出来ていない場合とそのクリップの恒星数が少ない時です。個々のクリップで映っている恒星が無ければ等級に関する精度は全く期待できないわけで、これは致し方ありません。
| ash wrote: |
・等級や発光時間の誤差はどこから来るのか(私はシンチレーションマスクの数から誤差が生じているものだとおもいました)
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このような質問に一般的に答えるのはとても大変です。可能性のある原因は山ほどあるからです。
それぞれどうやって測定しているのか原理を理解し、具体例を比較すれば、自ずと答えがわかります。
あえて少しだけ答えると、等級についてはクリップに映っている恒星が無い場合や間違ったリンクがある場合には精度が期待できないのでどんな差が出ても不思議ではありません。たぶんこのことを問題と感じているのだろうと思います。
比較星が十分(例えば10個以上)あるような場合にも誤差は発生します。
UA2は等級と明度の関係を最小2乗法を用いて決定しますが、リンクの数が違えば結果にわずかな差が出て当然です。また元々等級は最も明るいフレームで測定しているわけですが、そのフレームが違う場合もありえます。
発光時間については、動体をどうやって認識するかという点が問題となります。もともと徐々に明るくなり暗くなるものなので、どのような閾値を用いて変化があったとするか とうい点などが大きく関係してきます。変化の閾値を下げ敏感にすると今度はノイズを拾って間違った結果を生むことになり、この調整は大変デリケートなものです。
| ash wrote: |
・互いのデータは等級や発光時間での誤差はあったものの、群判定自体は一致していました。このままUFOorbitを使用するとどこら辺にこの誤差の影響が出てくるのか教えてください。
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経路や地球に至る軌道については経路を含む観測平面が正しく求まれば、発光時間や等級は全く関係ありません。
この辺を理解するには三角測量による軌道決定について、その原理を理解する必要があります。
私は 「長谷川 一郎著 天体軌道論」を読んでUO2を作りました。
| ash wrote: | 質問:
UFOAnalyzerのmagは各データ解析ごとに押さなければいけないのでしょうか?このmagを押すと毎回グラフが調整されているようなのですが、押さないでanalyzeしたものはどのようなことになりますでしょうか?
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これまでの答えで理解してもらえると思いますが、比較恒星数が十分な時には自動調整されるので心配ありません。 等級に対する精度を求めるなら、比較恒星数が少ない観測(曇っていた場合など)を除外するのが良い方法です。sN の多いデータで比較してみてください。それで差があればシンチレーションマスクの感度の設定に問題がある可能性があります。
| ash wrote: |
またmagのグラフの見方がわからないです。横軸と縦軸、また斜めの線とグラフの十字線の中心が何を表しているのかなどできるだけ詳しく知りたいです!
放物線のようになっているほうのグラフの意味も教えていただけるとありがたいです。
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沢山書いたので、今日はもう答える時間がありません。
まずは自分で想像することを書いてみてください。正解を期待しています。
続きはまた時間ができたら書きます
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13273 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 24, 2012 8:21 pm 記事の件名: Re: UFOAnalyzerとUFOOrbitについて質問です |
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mgのグラフの件はさておき、とりあえず、最後の質問に答えておきます。
| ash wrote: | 最後にUFOOrbitについてなのですがこれを使って同時流星を見つけようと思っています。ペルセウス座流星群を2地点で撮影しました。肉眼でですがほぼ同時刻に同じような流星が2つのカメラに入っているものが7つくらいありました。
ここからどうやってpair判定?していくのでしょうか。説明書にはpair選択条件とあるのですがここも初めてでいまいちよくわからないのです。
私はUFOAnalyzerでマスクを作ればそのままOrbitで取り込んだ時にすぐpairと判断されるイメージだと思っていたのですが、本当は条件を自ら絞っていき、該当する同時流星を見つけていくというイメージなのでしょうか。 |
えーと、両方のUA2でMcsvを作ってそれを集めてUO2に入力したんですよね?
そうすれば、UO2での指定にもよりますが、基本的には同時流星の可能性のあるものがあれば自動的に発見されます。
UO2の操作については、まず、Quality シートで一度 Q1を押し、dt を10秒、dDを5度程度に設定し、設定をリセットするとよいと思います。
2点観測で全体が千個以下なら Mainシートの指定は all, pair, auto update で良いと思います。これで発生時刻が近く同じ流星である可能性のある観測が複数あれば、計算結果が出る筈です。
でないなら、使用したM*.csv をここにアップロードして下さい。原因を調べることができます。
また、MCSVハブ会議室の方には多くの人の毎夜の観測結果がアップロードされていますので、これを数夜分集めればUO2を試すことができます。
例えば
http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=2846
にあるような計算結果を誰でも出してみることができるので、楽しんでみてください。
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ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Wed Oct 24, 2012 8:46 pm 記事の件名: ありがとうございます |
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様々疑問な点があり、曖昧になってしまいました。申し訳ありませんでした。
もう少し自分で調べて整理してから質問するようにします。
magの方はもう少し考えさせてください!
UFOOrbitで使用するMcsvはそれぞれ撮影したPCで作らなければいけないのでしょうか?私たちはそれぞれ撮影したデータをそれぞれのPCに入れてAnalyzerで解析し始めました。
そのあと解析し終わったデータでMscvをそれぞれが2地点分作りました。
これが根本から間違っているのでしょうか?
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H.Yamakawa
登録日: 2005.11.01 記事: 3871 所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)
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日時: Wed Oct 24, 2012 9:01 pm 記事の件名: Re: UFOAnalyzerとUFOOrbitについて質問です |
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| ash wrote: | 最後にUFOOrbitについてなのですがこれを使って同時流星を見つけようと思っています。ペルセウス座流星群を2地点で撮影しました。肉眼でですがほぼ同時刻に同じような流星が2つのカメラに入っているものが7つくらいありました。
ここからどうやってpair判定?していくのでしょうか。説明書にはpair選択条件とあるのですがここも初めてでいまいちよくわからないのです。
私はUFOAnalyzerでマスクを作ればそのままOrbitで取り込んだ時にすぐpairと判断されるイメージだと思っていたのですが、本当は条件を自ら絞っていき、該当する同時流星を見つけていくというイメージなのでしょうか。 |
横から口を出すようですみません。 『ほぼ同時刻に・・・』という曖昧な記述があることが気になりました。
同じ流星を見ているのでぴったり同じ時刻にならないと変です。時刻が違ったりする理由はパソコンの時計が正しくないので間違った時間で記録されてしまったということになります。
ざっくばらんに地球の周囲長さは概ね40,000kmです。赤道上で1時間で回転する距離は24で割り1,670km、1秒間に動く距離は更に割る3600で0.464kmです。
例えば時計が10秒違ったら同じ流星を見たとしても 4.6km違ったところに発生した流星となりますから 同じ流星と判断できなくなります。
UFOOrbitは若干パソコンの時刻が狂っていてもなんとかなるように設計されているようですが、数秒も違うと問題になってきます。
『ほぼ同時刻に同じような流星が・・・』であれば2地点のM.csvファイルの中身を見比べてみてください。Excell等で開くといいでしょう。
同じ流星であれば観測位置が違うことからくる座標パラメータ以外は同じような数値になる筈です。ざっくばらんには時刻とスピードを見比べれば大体同時かどうかは網をかけられます。
M.csvファイルを開いたなら各エラーの値もチェックしてみてください。私的には比較星の数(refs)の次に[errm:maximum magnitude measurement error]という欄を見ています。値が大きければ明るさがきちんと測定できていない=解析になんらかの問題があるのかもしれないとなります。
私のところはときたま流星が電線をまたぐ関係でこれが大きくなる奴が平気で出てくるんですけど・・・
UFOAnalyzer解析中であれば[cdeg:average linearity error]をチェックしてください。目安としては0.037以内と言われています。火球とかだとこの数値には収まらないのですが普通のは0.03以内に収まることが多いです。
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H.Yamakawa
登録日: 2005.11.01 記事: 3871 所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)
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日時: Wed Oct 24, 2012 9:08 pm 記事の件名: Re: ありがとうございます |
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| ash wrote: |
UFOOrbitで使用するMcsvはそれぞれ撮影したPCで作らなければいけないのでしょうか?私たちはそれぞれ撮影したデータをそれぞれのPCに入れてAnalyzerで解析し始めました。
そのあと解析し終わったデータでMscvをそれぞれが2地点分作りました。
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それは問題ないです。私などは観測PCのHDDを別のPCからネットワーク接続して解析しています。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13273 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 24, 2012 10:07 pm 記事の件名: Re: ありがとうございます |
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今日はもう出てこない予定でしたが、ついついまた出てきてしまいました。
| ash wrote: | UFOOrbitで使用するMcsvはそれぞれ撮影したPCで作らなければいけないのでしょうか?私たちはそれぞれ撮影したデータをそれぞれのPCに入れてAnalyzerで解析し始めました。
そのあと解析し終わったデータでMscvをそれぞれが2地点分作りました。
これが根本から間違っているのでしょうか? |
H.Yamakawaさんが既に答えてくださってますとおり です。
使うデータもプログラムも同じならPCが違っても答えは同じですよね。
UFOシリーズがちゃんと使えるのはたいしたものです。
もう少しでなんらかのゴールではないかと思います。頑張ってください。
magのグラフは結構な難問かもしれません。まず等級の定義を知らないといけません。
かっての会合で使ったUA2の資料があったような気がします。明日探してみます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13273 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Oct 25, 2012 8:46 am 記事の件名: Re: ありがとうございます |
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| SonotaCo wrote: | | かっての会合で使ったUA2の資料があったような気がします。明日探してみます。 |
以下が2007年の等級測定に関する資料です。
これでわかるでしょうか....
| 説明: |
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 ダウンロード |
| ファイル名: |
UA2-Magnitude.pdf |
| ファイルサイズ: |
609.41 KB |
| ダウンロード回数: |
615 回 |
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ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Thu Oct 25, 2012 6:27 pm 記事の件名: |
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みなさんありがとうございます。Orbitが使えないのはH.YamakawaさんのおっしゃっていたPCの時間の差だと思います。sonotacoさんの資料拝見させていただきました。
グラフのことなど自分で考えて頑張ろうと思います。
お忙しい中、お2人とも返答していただきありがとうございました。
もう少ししたらこの資料のことなど、またお伺いしたいと思います。
よろしくお願いします。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13273 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Oct 26, 2012 9:09 am 記事の件名: |
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どこまで詳しく答える必要かある判らないので、答えを躊躇していましたが、
参考までにmgグラフについてある程度正確に答えておきます。
読む前にまず自分で考えることをお薦めします。きっとそのほうが楽しいです。
mgグラフはMSリンク確定時に左側にMSリンクを表示するMS部と、オブジェクトのフレーム毎光量測定をした際に表示されるLプロット部の2つがあります。
MS部はUFOCaptureV2(UC2)によって記録された個々のビデオクリップについて、
UFOAnalyzerV2(UA2)におけるMSリンクによって関係付けた恒星カタログ上の等級とビデオ内光点の総光量をプロットしたものです。
縦軸は等級であり、長い補助線の位置が0等で、MS部では1目盛り一等級で最上部が-2等、最下部が8等です。
この等級はMSリンクによって関連付けられた恒星の恒星カタログ上のV等級(眼視等級)を各恒星の色温度(ここではB-V)を用いて前述のpdfの資料どおりにカメラのスペクトル感度を補正したものです。
恒星カタログはUA2に付属するSmap2000S.csvを使用しており、その出展は Goddard Space Flight Center による SKY2000 Master Catalog です。
MS部の横軸は総光量(L)の対数値(log10(L))で、長い補助線位置が8bit明度映像の1点の飽和明度L=255に対応しており、左端がL=1, 右端がL=10000に対応しています。
総光陵は前述のpdfにある方法で各光点の光量を測定しています。
MS部の長い緑の横線は UA2のProfileシートのmagL設定値を示しており、この線より下の点はノイズとみなされ最小二乗法による関係直線決定において使用されません。
MS部の長い緑の縦線は UA2のProfileシートのlevL設定値を示しています。levLは最小二乗法の実行後、magLに対応する値に自動変更されます。
Lプロット部はビデオ映像内オブジェクトの総光量の時間変化をプロットするものです。M*A.XMLに格納されているサンプル毎の総光量がプロットされています。
縦軸はMS部と同様の等級です。横軸はピクセル毎にビデオのフレームまたはフィールド位置を示しています。
そもそも、等級は定義により5等級の差が100倍の差を表すものです。これは log10(L)の光量に対して -2.512 の係数で等級が比例することを示しています。
MS部は各観測システムの映像に映っている恒星の光量がそのカタログ値とどれほど一致するかを確認するためのものです。
MS部で傾き 2.5 (上が負になっているため、右上がり) の直線上にすべての恒星が並べは、
それはその観測システムが十分な光量測定精度をもっており、そのスペクトル感度が恒星カタログの等級測定系と一致していることを示しています。
実際には測定点は様々な要因によりばらつきます。恒星の明るさそのものも変光星などでは変化しますし、その他多数の変動要因や誤差要因があります。
特にMSリンクが間違った恒星とリンクしている場合などは直線から大きく外れ、これによってMSリンクが違っていることを知ることができます。
過去の実験で、最小二乗法による決定で、我々が普段使っている機材でも 綺麗に傾き-2.5の直線上に測定点が乗り、0.5等程度の誤差で測定可能なことがわかっています。
集中の具合は曇っている場合などに悪くなることも判っています。
このようにmgグラフはUA2におけるリンクの正しさや各クリップの等級の精度を確認するためのものなのです。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2915 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Tue Oct 30, 2012 11:35 pm 記事の件名: 詳しい解説どうも |
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前田です。
SonotaCoさん、詳しい解説どうも。パワポを見たときに聞いたかもしれませんが、
文章で読めるといいですね。よかったら、上の解説は、マニュアルの付録か何かに
張ってもらえると、助かります。
このBBSは検索機能が弱く(私の使い方かもしれませんが)、過去の記事を探すのが、
非常に困難なので。
ashさん、
UFOCシリーズのソフトは使いこなすのは大変ですが、使い慣れるとかゆいところに手の届く、よくできたソフトと分かるので、がんばって下さい。
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