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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13328 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13328 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Feb 17, 2026 4:15 pm 記事の件名: IPカメラのメリット/ディメリット |
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IPカメラは防犯カメラなど、カメラ内でH264/H265で圧縮された動画を有線LANまたはWifi経由で伝送するものです。
VISTA用に使用する場合,従来の非圧縮カメラに対して、以下のようなメリットと注意点があります。
メリット
- 最新撮像素子を使ったカメラが次々と発売されておりミラーレスカメラに比べて極めて安価。
- AC電源駆動のIPカメラの多くはRTSPサポートしており、LANを通して複数の遠隔地のPCで映像入力可能
- 再生にはVLCなどのメディアプレーヤーやONVIF対応の汎用ソフトが利用でき、カメラの動作確認などが容易
- 屋外用として防水のもの、電動パンチルト機能のついたものなどが販売されており、小型軽量で設置が容易
- 屋外使用が想定されていて、日光シャッター不要
- DHCP対応で設定は殆どなくすぐに使える。
- 解像度はFHDから4K以上まで様々。日中カラーで夜間IRモードのタメラ、夜間フルカラー撮影可能なカメラもある
- POEをサポートしたカメラもあり、LANケーブル一本で電源供給と信号伝送が可能なモデルもある
- 多くのカメラがインタネーットを通したNTPで自動時刻校正をし、時刻や固定文字列のスーパーインポーズができる
- 転送データ量は1カメラ当たり0.5-3Mbps程度でLANへの負荷は低く、LANケーブルは10m以上のものが利用できる
IPカメラをVISTAで利用する場合の問題点/注意点は以下です
- フレームレートが10fpsから15fps程度と低いものが多い(30fps程度のものも存在する)、
- - シャッター時間が長いため流星のコントラストが低く検出能力が下がる
- - 継続時間の短い流星はフレーム数が過少となってノイズなどと区別がつかなくなり、廃棄されるものが多くなる
- フレームレート、自動明度調整の目標値、ホワイトバランス等の設定ができないものが多い
- - 夜空が昼間のように明るく映ったり色付いた夜空に映る場合がある
- 動画圧縮によりブロックノイズと残像が発生して輝度中心の決定誤差が大きく、結果として方向と速度の計算誤差が大きくなる
- 流星映像の見た目も実際と異なり圧縮のブロックノイズ等で尾ひくように記録される場合が多い
- カメラ内部の処理時間があるため、有線LAN経路でもPCに到達した信号は1秒程度遅れている
- Wifiはさらに遅延が大きく、伝送が不安定になることがある。有線LANでも輻輳により遅れることがある。
- バッテリィを内蔵して太陽電池パネルによる電源供給をするケーブルレスのものはRTSPをサポートしていないので利用できない。
- 以下は機種によりできるものとできないものがある
- - 固定IPアドレス設定
- - ライトオフ(IR照明,白色LED照明,ステータスライト)
- - NTPによる自動時刻校正/NTPサーバーの指定
- - 夜間(低照度時)の動作モード指定
- - ホワイトバランスの選択
- 多くのカメラは遠隔地でスマホなどで映像を表示可能とするため、外部のメーカーサーバーに映像を転送しており、セキュリティ上問題がある場合、ファイヤーフォールを使用するか、ルータで適宜パケットフィルターを設定する必要がある。
簡単には、極めて安価で設置が容易で火球観測には好適だが、暗い流星は検出できず、高い測定精度は期待できないという傾向です。
尚、従来の非圧縮ビデオキャプチャとは以下のものなどです。
Analog video :
NTSCやPALといった720x480/59.94iなどの解像度の非圧縮アナログ映像信号を同軸ケーブルで伝送するもの。
日本ではWatec社のWat100NやWatec 902H2UなどのC/CSマウントの高感度モノクロNTSCカメラが広く使われてきた。
PCに入力するためにはUSB(I/Odata GV-USB2など)やPCIe接続(BMD社のデバイスなど)のキャプチャデバイスが必要
GigE:
非圧縮の1920x1080/30pなどの非圧縮デジタル映像信号を1000baseTケーブルを用いてPCのLAN端子に入力するもの
ImagingSource社のDMK33GX290e(モノクロ)などが使用実績がある。LANケーブルによるPOE電源供給をするものが多く、POEハブなどが必要。
AHD :
IMX327チップなどを使用した防犯カメラ用1ボードカメラの非圧縮映像(1020x1080/30pなど)を同軸ケーブルを用いてアナログ信号で伝送するもの
AHDキャプチャデハイスが必要。 これまではカラーモードでは感度不足でモノクロモードでの実績が多い
HDMI:
FHDや4Kなどのミラーレスカメラなどからの非圧縮映像信号(解像度1920x1080から4096x2160, フレームレート30p/59.94i/59.94p など)をHDMIケーブルでデジタル伝送するもの。
カメラとしてはSony ILCE-7s,ZV-E10,Panasonic DC-GHシリーズなど ISO 25600以上のカメラでライブビュー出力からの高解像度カラー映像のキャプチャ実績が多数ある
HDMI用のビデオキャプチャデバイスはBMD社Intensity Pro/DeckLinkシリーズなどが必要
USB
天体撮影用高感度カメラは多数製品化されているが、ケーブル長が限られ専用ソフトでのみ動作するものが多く、VISTAでは殆ど利用されていない |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13328 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Feb 17, 2026 6:23 pm 記事の件名: VISTAとIPカメラ |
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VISTAとは、Video Imaging for Space Transient Analysis の略で
高層大気圏の短時間の過渡的な発光現象をビデオカメラとコンヒュータによって自動検出し、
その発生前後を含めた動画として記録し、
単一地点観測あるいは複数地点からの同時観測を分析することによって対象の位置や高度、速度ベクトルを算出して
地球衝突物体や高高度放電現象などの未知の現象の研究です。
(VISTAという名称は、 AIによって2026年に提案されたものです。これはさぎたりうすさんの指示によるものです)
SonotaCo Networkでは誰でも参加できるオープンな観測ネットワークとして世界に先駆けて2003年から夜空の動体観測を開始を行ってきました。
観測結果である流星軌道はIAUを通して毎年2万件以上が全世界の流星研究者に提供されており数々の研究に使用されています。
SonotaCo Network内でも数多くの新流星群を発見しており、その数は現在活動中の流星群の1/4以上に達しています。
また、雷雲の頭頂部から電離層にむけた放電現象による高高度発光現象(TLE)についても多数の観測結果を得ています。
VISTAにおけるIPカメラの利用は、20年以上前から要望されていましたが、検出感度、測定精度に顕著な差があったことからこれまでSonotaCo Networkでは利用してきませんでした。
しかしながら、近年になって従来のミラーレスカメラなどの非圧縮ビデオ機器の価格が極めて高額となり新機種の登場も少なくなってきました。
一方、防犯用途で使用されるIPカメラは進歩が顕著で極めて安価で高解像度のものが普及してきました。
これに合わせてIPカメラのRTSPプロトコルを通して映像信号を受信し、H264等の圧縮を復号して非圧縮形式とするRTSPソースフィルタプログラムや
デコーダープログラムが実行用ライブラリとして無償公開されるに至り、UFOCaptureでもこれら無償ライブラリを使用した観測を行う環境が整いました。
以上の背景からUFOCaptureHD2 V5.0以降でRTSP source filterなどの外部モジュールを利用可能し、IPカメラをUFOCaptureの入力として使用可能としました。
合わせて、多数のコーデック類の利用も無償で利用可能となったことから、一部制限はありますが、保存されたmp4形式ビデオファイルからの検出も可能となりました。
VISTAに利用可能なIPカメラは数千円から1万5千円程度で入手でき、設置もこれまでに比べて格段に簡単です。是非お試しください。 |
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