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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 08, 2022 1:58 pm 記事の件名: UA4 インストール |
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【UA4 インストール 手順】
I1. UA4の最新パッケージ UA4_Vxxx.zip をここからダウンロードする。
https://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=5298
I2. UA4_Vxxx.zipを解凍する(エクスプローラで右クリックして"すべて展開"を選ぶ)。
I3. C:\UFOなどのディレクトリ(日本語文字を含まないディレクトリ)を作成し、そこに展開したできた UA4_32 ディレクトリ または UA4_64 ディレクトリを移動する。
____ 通常(Windowsが64bit版でかつ可逆圧縮コーデックを使用してキャプチャしていない場合または可逆圧縮コーデックが64bit対応の場合(UtCodec最新版など))は64bit版のUA4_64を使用する(より高速, 8K解像度まで対応)。
____ Windowsが32bit版あるいは32bit専用可逆圧縮コーデックを使用したキャプチャが含まれる場合のみ32bit版のUA4_32を使用する(4K解像度まで対応, huffyuv, legarithは32bit専用の模様)。
____ UA4 V4.00の動作に必要なメモリ容量は 並列分析数(1から8で設定可能)をN として以下です(32bit版の方が必要メモリが小さく、並列分析数の設定値を減らすと必要メモリ容量を小さくできます)
_________32bit版 1.1 + 0.2N GB
_________64bit版 1.9 + 0.8N GB
I4. 移動したUA4_xxディレクトリ内の UA4.exe,と VC_redist.xxx.exe のプロパティを開きセキュリティの許可をする
____(各 .exe をエクスプローラで右クリックし、プロパティを開き、 全般タブ下部のセキュリティで 許可をチェックしてOK を押す)
I5. UA4_xxディレクトリ内のVC_redist.xxx.exe を起動し、Microsoft提供の再配布可能モジュールをインストールする。
I6. axモジュールのシステムへの登録を行うため、最初の1回だけ UA4.exe を"管理者として実行"を選んで起動し、以下の手順で一度動画を再生する
I6.1 Mainシートの"add"を押し、UFOCaptureで記録されたクリップのあるディレクトリを選択する
I6.2 Mainシートの"Read dir"を押し、クリップを読み込む(先頭のクリップの静止画がViewシートに表示される, 大量の読み込みは時間がかかるので、日付範囲の限定などで少数の読み込みで十分)
I6.3 Viewシートの静止画を左クリックして動画再生する (一度動画が再生できれば axモジュールの登録は完了です)
I5,I6は32bit版と64版では別々に行う必要があります。システムで一度行えば十分で、UA4のバージョンアップ時等などでは不要です。
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MCSVの出力先ディレクトリの指定が UTYシートに移動されています。MCSV出力使用開始に当たってはここを変更してください。
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I4. .exeファイルの右クリック プロパティ表示上のセキュリティの許可 |
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最終編集者 SonotaCo [ Tue Jan 24, 2023 12:12 pm ], 編集回数 6 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 5:53 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Mainシート |
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UA4 スクリーンショットのシート毎に掲載します。 全体としてはUA2をできる限り踏襲しています。
最近の変更部分のみ説明を入れました。
【Main】
Clip Dir
add
allon
alloff
Dirリスト
__ use
__ dir
__ profile
__ save dir : Move C all 実行時のクリップ転送先
__ +ymd : Move C all 実行時のクリップ転送先への年月日ディレクトリ階層の付加
Date
all
range
latest
Y M D H days
Read dir
Analyze C all : クリップリストの選択クリップ以降でチェックがONのクリップの連続分析 (+Ctrlキーで 未分類または分類名が"__"で始まるクリップのみの分析)
dlo : 単独分析またはチェックONの連続分析時に表示中のdloを使用した分析/その他では-過去の分析で使用したdloまたはデフォルト値を使用した分析
A
>MCSV
allCon : 全クリップのチェックをON
allCoff : 全クリップのチェックをOFF
=on : 名称に'='を含む時刻トリガクリップのみチェックをON, 他をOFF
_on : 未分類または分類名が"__"で始まるクリップのみON, 他をOFF
on : 選択中クリップのチェックをON
off : 選択中クリップのチェックをON
prev(下カーソルキー)
next(上カーソルキー)
Move C all : チェックがONで"save to"で転送先が指定されている全クリップの転送
Delete C all(Deleteキー) : チェックがONの全クリップの削除
Delete a obj
Delete a clip
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クリップリストでクリップが選択されフォーカスがある状態では以下のキー操作ができます(* はMainシートのみ, シート切替はV4.17以降)。
上カーソル :前のクリップへ
下カーソル ;次のクリップへ
右カーソル(*): チェックをオンにして次のクリップへ
左カーソル(*): チェックをオフにして次のクリップへ
スペースキー: 動画再生
Deleteキー(*): Delete C all
V: Viewシート表示
M: Mask Editorシート表示
T: Trail Mapシート表示
G: Ground Mapシート表示
1: Mainシート表示
2: Profile/Analyzeシート表示
3: Classシート表示
4: Plotシート表示
5: Utyシート表示
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最終編集者 SonotaCo [ Tue Jan 24, 2023 12:28 pm ], 編集回数 2 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 5:54 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Profile/Analyze |
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【Profile/Analyze】
read P
save P
save A
adj pos all
ddpix lim
A
pos 3
mag
analyze
f1
f2
mins : 最短オブジェクトサンプル数
leap : consRによる経路結合の場合に許される最大欠落サンプル数
rm_nz: 全体に対して短いオブジェクトの自動消去
dlo : 変化検出明度オフセット
edeg : 1サンプル時間毎の測定点予想位置誤差上限(度)
consR: 経路連結極方向誤差上限(度)
cdlim: 極計算編入誤差上限(度)
click1
click2
modh
add a obj
delete a obj
delete a clip
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最終編集者 SonotaCo [ Sat Dec 10, 2022 6:00 pm ], 編集回数 1 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 5:58 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Class |
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【Class】
noise
flash
fast
slow
curve
+days
Nr : 群分類において輻射点の予測中心からの距離を群のカタログ上の標準偏差の何倍まで許すかという数値
Nv : 群分類において速度の予測値から差をカタログ上の標準偏差の何倍まで許すかという数値
re-class
re-class all
delete a obj
delete a clip
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:01 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Plot |
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Plotシートは従来と変更ありません
【Plot】
all disp
all off
FOVplot
div
fill
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:02 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Uty |
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【Uty】
out dir : MCSVの出力先ディレクトリ
shwr-cat : 流星群カタログ (*.jx.csv)
exec after move C : move C all 実行後に実行するファイル(.bat, .exe 等)
test : exec after move C で指定されているファイルの実行
TrachBox
TrashDir
analyzelog
MakeP.bmp
TimeAdjust
H1km,H2km
Thread : Analyze C all 時の非圧縮クリップの分析の同時並列処理数
Make obj csv
Move files
- utyシート MoveFiles に Cleaningボタンを新設した(V4.17)。ボタン押下により ディレクトリリストで有効になっているディレクトリについて以下一括削除します。
Thumb.db
T20*.avi
"20" で始まる空のディレクトリ
Delete a AZML 選択中のクリップの分析結果のAXMLを削除する
Delete AXMLs 表示中の全クリップの分析結果のAXMLを削除する
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2022/12/12 V4.002 uty図を差し替えました |
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最終編集者 SonotaCo [ Tue Jan 24, 2023 12:17 pm ], 編集回数 4 回 |
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:04 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット View |
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View】
prev
next
still
Hit
Area
SM
Az
Ra
O : コマ送り画面上のオブジェクト情報表示
S : 恒星位置表示
>
||< : コマ送り前,(+Ctrlキー で オブジェクト表示フレームオフセットの削減)
|>
>|| : コマ送り後,(+Ctrlキー で オブジェクト表示フレームオフセットの増加)
||H
D.I stepping
save click
save
x1
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:07 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Mask Editor |
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【Mask Editor】
prev
next
mg
ln
s
h : 検出点表示
r : リンク誤差/中心距離のプロット表示
qm : 静止画表示上の矩形検出域(d-area)設定
qml : 静止画表示上の直線的検出域(d-area)設定
all om: 全画面opt-mask
save : 表示中の合成画像の保存
x1
reset : 編集後のM*N.BMPの削除によるオリジナルのM*M.bmpの表示
edit
__ dot
__ line
__ rect
__ fill
__ opt-mask
__ area-mask
__ scl-masl
__ d-area
__ size1,2,3
auto
__ amask
__ smask
__ glev
__ slev
__ g-pix
__ s-pix
__ smax
link
__ auto link
__ <SD
__ manual link
__ clear link
__ lim
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:08 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Trail Map |
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従来と変わりません
【Trail Map】
prev
next
st 流星群輻射円表示
stp 流星群輻射円の日時に依存しないカタログ値の輻射点位置を用いる全群の表示
ax
ap
text
star
BW
save
+d 流星群輻射円の計算に用いる日付の加減
Vg オンで 各流星の観測角速度と指定Vgから輻射点位置を推定し、これを表示するモード
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最終編集者 SonotaCo [ Mon Jan 02, 2023 7:10 pm ], 編集回数 1 回 |
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:09 pm 記事の件名: UA4 スクリーンショット Ground Map |
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【Ground Map】
prev
next
base map
marks ; 地域境界情報ファイル重畳表示
zoom
save
center
BW
text
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:14 pm 記事の件名: UA4による日々の分析の概要 |
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ポイント
__SSDを使う高解像度クリップはSSDから直接UA4で分析し、分析後にUA4によってHDDへ転送保管する。
__UA4で複数カメラのクリップを快適に選択削除ができる
D1.システム構築 (WindowsのWorkGroupの例)
__観測PCと分析PCをLAN(1Gbps以上2.5Gbpsなら尚良い)で接続し、Windowsの同一ワークグループに入れ、共有ドライブかネットワークドライブ経由で操作可能にする
__各PCでキャプチャドライブ(転送が必要な場合には転送先ドライブも)を共有設定をする
____共有したいディレクトリをエクスプローラで右クリックしてプロパティから共有を設定する。
____アクセス件は常用する共通のログインアカウントにフルコントロールのアクセス権を設定する
____ドライブのルートを共有設定すると配下のすべてが読み書きできるので共有数を減らせる
__分析PCでは全カメラ分のドライブをネットワークドライブとして自PC内のドライブとして利用可能となるよう登録する
____エクスプローラのPCアイコンを右クリックして"ネットワークの場所を追加"をする
__分析PCのUA4でネットワークの場所を読み込みディレクトリとしてディレクトリリストに"add"する
__高解像度でSSDからHDDへの転送が必要の場合にはディレクトリリストの各行の"save to"欄をクリックして転送先ディクトリを設定し、同時に"ymd"をオンにしておく
__UA4 Mainの"Date"では "latest"を選択しておく(daysはデフォルトのまま1にしておく)
D2. 日々の運用
__"Readdir"によってクリップを読み込む(クリップリストの先頭行が選択され、静止画が表示される)
__表示されたクリップ分析対象ならキーボードの左カーソルキーを押す(クリップリストのチェックボックスがOFFになり、次のクリップに進む)
__表示されたクリップ分析対象でなく削除したい場合にはキーボードの右カーソルキーを押す(チェックボックスがONになり、次のクリップに進む)
__動画を表示したい場合にはキーボードのスペースキーを押す
__見直して必要ならチェックをクリックするとチェックはトグルする
__最後までいったらキーボードのDeleteキーを押すと"Delete C all"の確認ダイアログが出るのでOKをおすとその時点でチェックがONのクリップが削除される
__続けて"Analyze C all"をクリックするとチェックされているクリップの分析が始まる
__"Analyze C all"が終わったら、"_on"をクリックすると流星以外と判定されたクリップに移動するので、手動で再分析や削除をする
__その他"o"列(クリップ内オブジェクト数)が2以上のクリップはそのオブジェクト確認して必要なら再分析やオブジェクトの削除をする
__時刻クリップは "=on" を押すと時刻トリガクリップのみが選択されるので、"Delete C clips"を押して一括削除できる
__長大クリップ(飛行機などのもので分析に時間がかかるもの)をチェックする場合にはクリップリストの"MB"を左クリックして"sort-"を選ぶと容量の大きいもの順に並ぶのでこれでちぇっ
D3. 分析結果の目視確認で注意すべき項目
class __noise などが残っていないか
o 2以上の場合、すべてのオブジェクトは意味あるものか
refs 比較星は十分リンクされているか(快晴夜は最低でも5,通常20から50程度が望ましい)
cdeg 経路直線性は十分か(通常0.7以上は再分析が望ましい)
この他MaskEditirの"mg"チェックボックスONにより表示される比較星等級プロットと流星のライトカーブグラフも参考になります
D4. 代表的再分析手法
再分析では殆どのクリップは次の方法で1つの綺麗なオブジェクトとして分析される
経路が直線とならない場合やゴースト,ノイズ,スペクトルなど不要オブジェクトが認識される場合、MaskEditorのqmlで流星経路周辺のみを分析領域をして設定する
経路が分割されて複数オブジェクトになる場合 DLO(デフォルト10)を0にして検出点数を上げると経路がつながって1つとなることが多い
この他、f1,f2,mins,leap,edeg,consR,cdlimなどによっても分析結果は変化する
飽和していない流星の場合にはdloを1ずつ変化させるとcdeg(直線性誤差)の最適値が見つかることがる
分裂した大火球の個々の破片の追跡にはProfileシートの"rm nz"チェックボックスをOFFにすると小さい破片の経路まで結果として出力される
dloなどの分析パラメータは各クリップやデフォルトプロフイルのAXMLファイルに格納されるので、それをプロファイルとして読み込めばカメラ毎の分析パラメータのデフォルト値を設定することができる
これら分析パメラメータは"A"ボタンによる個別分析ではその時点のウィンド上で設定されている値が使用される
"Analyze C all"の時はdloを除いてよみこまれたプロファイル上の設定値が使用される。ただし、dlo については そのチェックがオンの時はデフォルト値を無視してMainシートでの設定値が使用される
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 6:58 pm 記事の件名: 手動分析例 1 qml |
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以下、代表的な手動分析(手動操作によって対象を正しく分析する)例を掲載しておきます 最初は qml による 分析領域限定です
映像中にノイズや窓ガラスによるゴースト、回折格子によるスペクトル線などが入っている場合には、検出領域(d-area) Mask Editor の qm (矩形) qml (size3の線) で限定することにより、流星本来の光芒のみ測定できます。
qmlで線状に領域を限定する場合には 細くしすぎると 光量計算が不正確になり,経路方向も変化してしまうことがあるので、流星の光芒全体を含むように領域設定する 必要があります。
説明: |
オリジナルのマスク画像だと ノイズによって 4つもオブジェクトが検出されてしまう例 |
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説明: |
qml で流星を囲むと1つのオブジェクトとして分析されます。 |
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説明: |
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登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 7:16 pm 記事の件名: 手動分析例 2 dlo |
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dlo は差分明度の検出感度を調整する値で 小さくするとより多くの点を対象の変化点として検出するようになります。
V4.00 では 不要オブジェクトの検出を減らすためにdlo は 10 とやや高めの値がデフォルトになっています。
このため、経路途中の点が検出されずに経路が複数に分割されてしまう例が発生します。
以下は dlo を 下げることによって 2つの経路が 1つに統合される例です。
dlo =10で2経路が検出された時は dloを 5 か 0 にして分析すると 1つになる場合が多いようです。
説明: |
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説明: |
dlo = 10 で 分割された 1つ目のオブジェクト |
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説明: |
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説明: |
dlo を 5 にして分析すると 1つの経路となりました。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12973 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 10, 2022 7:39 pm 記事の件名: 手動分析例 3 qm + f1f2 |
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この例はスペクトルカメラが大火球の後半のみを捉えた例です。
普通に分析すると 14個ものオブジェクトが認識されます。
size3 =170 の qml で 分析領域からスペクトルを除外すると 1つの経路になるのですが、末端部分が画面の外に出ているため、後半の光芒が歪んで、正しく中心が計算できず、経路が曲がって検出されます。
このような場合には マスクを手動編集する方法もありますが、分析する時間範囲を限定すると効果的です。
この例では 分析終了フレーム f2 を144 に指定すると 綺麗な直線性の高い部分のみを分析結果としています。
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大火球がスペクトルを伴って視野外に出ていった例です |
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説明: |
そのまま分析するとなんと14ものオブジェクトが検出されました |
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説明: |
size3=170のqmlで火球本体の光芒をくくると視野外に出る影響で曲がった経路が検出されました。 |
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説明: |
分析終了フレームでデフォルトの-1から明示的に144に設定すると cdegの十分小さい分析結果となりました |
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説明: |
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 ダウンロード |
ファイル名: |
M20220629_024851_TK8_G7.mp4 |
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4.9 MB |
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446 回 |
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